「司法試験平成22年出題趣旨の読み方(憲法) 」
を発売しました

でじたる書房より、音声教材「司法試験平成22年出題趣旨の読み方(憲法)」を発売しました。
価格は、税込みで315円です。

平成22年新司法試験論文式試験の出題趣旨の憲法について、一文ごとにその意味内容や、受験上の対策、答案作成上の注意点等をお話ししました。
ファイル形式はmp3で、再生時間は1時間31分14秒です。
出題趣旨を読んでみても、今ひとつ受験対策に反映できないと感じている方にオススメの教材です。

以下は、でじたる書房の販売ページからの引用です。

 

【本教材をご利用頂くに当たっての注意点等について】

本教材を聴いて頂く前に、試験問題を解いてみてください。
問題は、法務省HPからダウンロードできます。
答案構成だけでなく、最終的な答案作成まで行うことをお勧めします。
本試験は、構成の難しさだけでなく、時間内に、答案用紙の分量に収めて論述するという難しさもあります。
その両者を体感した上で、本教材を聴いて頂くことが有益です。

よく、本試験の問題は、受験直前までとっておきたい、と考える人がいます。
予備校答練等は、本試験と性質が違う。
だから、直前の予行練習として、本試験過去問を使いたい、ということだと思います。
また、自分はまだ本試験過去問を解くほどには実力がない。
だから、力のつく直前期まで取っておき、最後の腕試しに使いたい。
そういうことかもしれません。
確かに、予備校答練等と、本試験とは、問題の質に差異があります。
また、本試験過去問は難しく、初学者が解くには厳しいという面もあるでしょう。
しかし、直前期に本試験に必要な力に気付いたとしても、手遅れです。
できるだけ早い段階で本試験に触れ、何が必要な力なのか、自分にどこが欠けているのか。
そういったことを意識した上で、普段の学習メニューを考えなければ、間違った勉強法に走ることになってしまいます。
興味深いデータがあります。
第42回法科大学院特別委員会における配布資料の中に、「平成22年新司法試験受験状況」というものがあります。
それをみると、新試験の受験回数ごとの短答、論文の合格率がわかります。
短答については、以下のとおりです。

受験回数1回:67.0%
受験回数2回:71.8%
受験回数3回:83.9%

受験回数が増えれば、合格率が上がっていきます。
これは、自然なことです。
受験回数が増えるほど、勉強時間も増えるからです。
短答は、勉強時間さえ確保すれば、順当に成績が伸びる試験だということになります。
では、論文はどうでしょうか。
短答合格者ベースの合格率は、以下のようになっています。

受験回数1回:42.7%
受験回数2回:30.5%
受験回数3回:25.2%

短答とは、逆になっていることがわかります。
これは、不思議なことです。
論文は、勉強時間が増えると、かえって受かりにくくなっています。
がむしゃらに勉強すれば受かるという試験ではない、ということです。
正しい勉強をすれば、勉強量は少なくても受かります。
しかし、間違った勉強をすれば、かえって受かりにくくなるのです。
すなわち、勉強の方向性が正しくなければなりません。
そのためには、早い段階で、本試験が要求しているものとは何か、それを知っておく必要があります。
ですから、できる限り早く、本試験問題を検討し、出題趣旨、採点実感等に関する意見、考査委員ヒアリング等を分析して、勉強の方向性を間違わないようにすることが必要です。
直前期の調整は、確かに必要です。
しかし、その主眼は、本試験と同じ時間で答案を書ききること。
その際の食事や、休憩時間の過ごし方等の体調管理の方にあります。
問題の質については、確かに予備校答練等には問題もあるでしょう。
しかし、それは、予備校答練に過度に慣れてしまわなければ、それほど問題ではありません。
問題なのは、予備校答練で高得点を取るノウハウを確立してしまうことです。
これは、本試験では役に立たない技術です。
ですから、予備校答練の得点はそれほど気にしないことです。
むしろ、初見の問題で、時間内に自分の思い通り、理想の答案を作成できるか。
その訓練の場だと割り切るのがよいと思います。
その理想の答案像は、あくまで本試験過去問の分析からイメージすべきものです。
答練の採点基準や、解答例、優秀答案ではないということです。
それから、実力不足だから後回しにする、というのは、1回しか解かない前提でいるからそうなるのです。
本試験過去問は、何度も解くべきものです。
初学者のとき、ある程度知識がついたとき、それぞれの段階で、何度か解いてみるべきです。
一度解いているから、簡単に理想の答案が書けそうな気がします。
しかし、実際にやってみると、書けないでしょう。
それが、本試験特有の難しさです。
答練では、予備校は解答例を用意しなければなりません。
書きようのない問題は、出題できないのです。
しかし、本試験について、考査委員は解答例を示す必要がありません。
物理的に答案用紙に収まらないような問題も、出題するのです。
そういったことは、何度か本試験を解いてみると、体感できます。
体で覚えた感覚は、試験当日、現場で役に立つでしょう。
もっとも、本試験過去問の分析には、ある程度予備知識が必要な部分があります。
その点を補充するのが、本教材だと思ってください。

出題趣旨は、法務省HPからダウンロードできます。
もっとも、本教材では、一文ごとにその内容を読み上げた上で説明に入るようにしています。
本教材を聴いて頂く際に、手元に出題趣旨を用意する必要は特にありません。
外出先でも、支障なく聴くことができると思います。

本教材が受験生の学習の一助となれば幸いです。

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