「司法試験平成23年最新判例ノート(コンパクト版)」、
「司法試験平成23年最新判例肢別問題集」
を出版しました

でじたる書房より、「司法試験平成23年最新判例ノート(コンパクト版)」、「司法試験平成23年最新判例肢別問題集」を出版しました。
価格は、いずれも315円(税込み)です。

司法試験平成23年最新判例ノート(コンパクト版)は、平成23年に出された最高裁判例のうち、司法試験での出題可能性のあるものを掲載しています。
コンパクト版の本書は、主として短答の記憶用の教材です。
短答での出題可能性のある判例を、ポイント部分ごとに箇条書き形式にまとめました。
各ポイント部分ごとに、短答の知識対策上の重要度として、AAからCまでのランクを付しました。
(あくまで短答知識としての重要度なので、詳細版とは重要度が異なる場合もあります。)
総ページ数は49ページで、PDF形式となっています。

司法試験平成23年最新判例肢別問題集は、平成23年に出された最高裁判例のうち司法試験に出題される可能性のあるものを選び、肢別問題にしたものです。
作問に当たっては、最新判例ノート(コンパクト版)と対応させています。
また、問題ごとに短答対策上の重要度を付しています。
問題数は、憲法103問、行政法11問、民法30問、商法4問、民訴法10問、刑法5問、刑訴法8問の計171問で、総ページ数は84ページです。
ファイル形式はPDF形式となっています。

※でじたる書房では、一度購入したデータを繰り返しマイページからダウンロードできます。
 ダウンロードに失敗したり、ダウンロード後にデータが消えてしまっても、再度ダウンロードできます。
 PCを買い換えたりした場合であっても、再度購入する必要はありません。
 ダウンロード期間の制限もありませんので、安心してご利用ください。

 クレジットカードをお持ちでない方には、ゆうちょATM等で購入できるBitCashが便利です。
 (ゆうちょATMでの購入方法はこちら。)
 ネットバンキングを利用されている方は、ウェブマネーが便利です。
 (ネットバンキングを利用した購入方法はこちら。)
 他にも、様々な決済方法があります(詳細はこちら)。

司法試験平成23年最新判例ノート(コンパクト版)からの一部抜粋】

【刑事訴訟法】

2:最高裁判所第一小法廷決定平成23年09月14日

重要度:A
 被害者の証人尋問において、検察官が、証人から被害状況等に関する具体的な供述が十分にされた後に、その供述を明確化するため、証拠として採用されていない捜査段階で撮影された被害者による被害再現写真を示すことを求めた場合において、写真の内容が既にされた供述と同趣旨のものであるときは、裁判所は、刑訴規則199条の12に基づきこれを許可することができる。

(参照条文)刑訴規則199条の12第1項
 訴訟関係人は、証人の供述を明確にするため必要があるときは、裁判長の許可を受けて、図面、写真、模型、装置等を利用して尋問することができる。


重要度:A
 刑訴規則199条の12第1項により証人に示した写真を刑訴規則49条に基づいて証人尋問調書に添付する措置は、当該写真を独立した証拠として扱う趣旨のものではないから、当該措置を決するに当たり、当事者の同意は必要ではない。

(参照条文)刑訴規則49条
 調書には、書面、写真その他裁判所又は裁判官が適当と認めるものを引用し、訴訟記録に添附して、これを調書の一部とすることができる。


重要度:A
 刑訴規則199条の12第1項により証人に示された被害再現写真が独立した証拠として採用されていなかったとしても、証人がその写真の内容を実質的に引用しながら証言した場合には、引用された限度において写真の内容は証言の一部となり、そのような証言全体を事実認定の用に供することができる。

 

司法試験平成23年最新判例肢別問題集からの一部抜粋】

【憲法問題】

52:重要度:AA
 起立斉唱行為は、教員が日常担当する教科等や日常従事する事務の内容それ自体には含まれないものであって、一般的、客観的に見ても、国旗及び国歌に対する敬意の表明の要素を含む行為であるということができるから、自らの歴史観ないし世界観との関係で否定的な評価の対象となる「日の丸」や「君が代」に対して敬意を表明することには応じ難いと考える者が、これらに対する敬意の表明の要素を含む行為を求められることは、その行為が個人の歴史観ないし世界観に反する特定の思想の表明に係る行為そのものではないとはいえ、個人の歴史観ないし世界観に由来する行動(敬意の表明の拒否)と異なる外部的行為(敬意の表明の要素を含む行為)を求められることとなり、その限りにおいて、その者の思想及び良心の自由についての直接的な制約となる面があることは否定し難い。

53:重要度:AA
 学校の卒業式のような式典において一律の行動を強制されるべきではないという信条との関係における制約の有無の問題は、個人の歴史観ないし世界観に由来する行動と異なる外部的行為が求められる場面においては、個人の歴史観ないし世界観との関係における間接的な制約の有無とは別途の検討を要する。

54:重要度:AA
 個人の歴史観ないし世界観には多種多様なものがあり得るのであり、それが内心にとどまらず、それに由来する行動の実行又は拒否という外部的行動として現れ、当該外部的行動が社会一般の規範等と抵触する場面において制限を受けることがあるところ、その制限が必要かつ合理的なものである場合には、その制限を介して生ずる間接的な制約も許容され得る。

 

【憲法解答】

52:誤り(最判平23・5・30)。
 判例は、起立斉唱行為は、教員が日常担当する教科等や日常従事する事務の内容それ自体には含まれないものであって、一般的、客観的に見ても、国旗及び国歌に対する敬意の表明の要素を含む行為であるということができるから、自らの歴史観ないし世界観との関係で否定的な評価の対象となる「日の丸」や「君が代」に対して敬意を表明することには応じ難いと考える者が、これらに対する敬意の表明の要素を含む行為を求められることは、その行為が個人の歴史観ないし世界観に反する特定の思想の表明に係る行為そのものではないとはいえ、個人の歴史観ないし世界観に由来する行動(敬意の表明の拒否)と異なる外部的行為(敬意の表明の要素を含む行為)を求められることとなり、その限りにおいて、その者の思想及び良心の自由についての間接的な制約となる面があることは否定し難いとした。

53:誤り(最判平23・5・30)。
 判例は、学校の卒業式のような式典において一律の行動を強制されるべきではないという信条との関係における制約の有無の問題は、個人の歴史観ないし世界観に由来する行動と異なる外部的行為が求められる場面においては、個人の歴史観ないし世界観との関係における間接的な制約の有無に包摂される事柄というべきであって、これとは別途の検討を要するものとは解されないとした。

54:正しい(最判平23・5・30)。

戻る