2016年4月のツイートまとめ

2016年04月01日(金)6 tweets
 
4月1日
『2016年03月31日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43600977.html…
 
4月1日
これまでの調査及び検討の状況について
平成28年3月29日
司法試験出題内容漏えい問題に関する原因究明・再発防止検討ワーキングチーム
http://www.moj.go.jp/content/00117904.pdf…
 
4月1日
「ワーキングチームは,青柳前委員から直接ヒアリングを行うことを試みたが,青柳前委員がこれに応じなかったため実現することができず,ワーキングチームの書面による質問に対して,書面による回答を得るにとどまった」
http://www.moj.go.jp/content/00117904.pdf…
 
4月1日
「青柳前委員は…「採点実感は私が書く」,「(試験の会場で)その場で考えようなんて無理」,「(授業で指導した内容を記載したノートを作成すれば)非常に良いノートになって,試験の直前に見れば良い」などと…発言」
http://www.moj.go.jp/content/00117904.pdf…
 
4月1日
「これら一連の発言を全体として見ると,青柳前委員において,自らの指導を受けていると将来司法試験に有利になると強調する意図があったと受け止められても仕方がない発言である」
http://www.moj.go.jp/content/00117904.pdf…
 
4月1日
「ワーキングチームは,今後,この報告で指摘した事項も含めた様々な事項について更に検討を進め,平成29年以降の司法試験における具体的な再発防止策について提言を行う所存である」
http://www.moj.go.jp/content/00117904.pdf…
 
2016年04月02日(土)2 tweets
 
4月2日
『2016年04月01日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43605719.html…
 
4月2日
平成28年司法試験予備試験の試験場
http://www.moj.go.jp/content/00117926.pdf…
 
2016年04月03日(日)2 tweets
 
4月3日
『2016年04月02日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43610803.html…
 
4月3日
『「司法試験平成27年採点実感等に関する意見の読み方(行政法) 」を発売しました』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43613390.html…
 
2016年04月04日(月)5 tweets
 
4月4日
『2016年04月03日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43616633.html…
 
4月4日
問題作成に関わる司法試験考査委員・司法試験予備試験考査委員として遵守すべき事項について
平成27年11月18日司法試験委員会決定
http://www.moj.go.jp/content/00116466.pdf…
 
4月4日
「任命から司法試験の実施が終了するまでの間,当該年の試験を受験しようとする者に対し,これを認識しながら,正規の課程外における指導を行わない。」
http://www.moj.go.jp/content/00116466.pdf…
 
4月4日
「任期中及び任期後にわたり,考査委員として問題作成・採点等に従事した司法試験論文式試験について,その解答作成方法を指導したり,作成された解答を採点・添削指導したりすることはしない。」
http://www.moj.go.jp/content/00116466.pdf…
 
4月4日
「任期中及び任期後にわたり,考査委員として問題作成・採点等に従事した司法試験の論文式試験に関して言及する場合に,出題の趣旨等公表された情報を超えて…考査委員にしか知り得ない秘密情報が,特別に提供されたのではないかという疑念を抱かせることのないよう厳に留意する」
 
2016年04月05日(火)4 tweets
 
4月5日
『2016年04月04日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43621561.html…
 
4月5日
成績通知に「論文式試験の公法系,民事系及び刑事系科目における各問別順位ランク」が記載されることが正式に公表されています。
司法試験における試験成績の本人通知について
http://www.moj.go.jp/content/00116432.pdf…
 
4月5日
以下のようなイメージです。
 
公法第1問:A
公法第2問:C
民事第1問:F
民事第2問:B
民事第3問:A
刑事第1問:E
刑事第2問:D
 
A:1~500番B:501~1000番
C:1001番~1500番D:1501番~2000番
E:2001番~2500番F:2501番~
 
4月5日
従来は、公法系の得点が高いことはわかっても、憲法と行政法の両方が良かったのか、片方がブチ跳ねたのか、ということはわかりませんでした。特に、民事系は3科目総合だったので、かなり不便でした。今年からは、その内訳がある程度わかるようになります。
 
2016年04月06日(水)7 tweets
 
4月6日
『2016年04月05日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43626441.html…
 
4月6日
今年から、各問別順位ランクが成績通知に記載されるようになりましたが、順位ランクだけでなく、得点まで記載すればよいのに、と思うところでしょう。技術的にできない、ということはあり得ないわけですから、これをやらないのは、単に司法試験委員会が「やりたくない」というだけです。
 
4月6日
委員「受験者からは,問ごとの得点を教えてほしいという要望が強いようである。」
委員「そのような要望は聞いているときりがないことになるのではないだろうか。」
http://www.moj.go.jp/content/00005335.pdf…
 
4月6日
委員長(高橋宏志)「それを助長することにはなるだろう。問ごと,更には小問ごとに成績を出せなどということになる。」
委員「結局は模範解答を示せというような話になりかねない。」
http://www.moj.go.jp/content/00005335.pdf…
 
4月6日
委員長(高橋宏志)「2点,3点の点数の差よりも,できたかできないかは,自分で分かるはずである。反省の材料が欲しいという気持ちは分かるが,2点,3点の差が分かることと反省とは直結していないと思う」
http://www.moj.go.jp/content/00005335.pdf…
 
4月6日
このように、司法試験委員会は情報開示に極めて消極的です。その理由は合理的なものというよりは、「学生ごときに教えてやる必要はない」という感情的なものに感じられます。しかし、本来、自分の点数を知ることは当たり前のことです。司法試験委員会が恩恵的に「教えてやる」ものではありません。
 
4月6日
本音を言えば、具体的な得点が分かるようになってしまうと、再現答案と照合することで、実は同じような内容の解答なのに、随分得点が違うことがある、という事実が公になってしまうからだろうと思います。だから、具体的な比較ができないように情報を隠しているのでしょう。
 
2016年04月07日(木)8 tweets
 
4月7日
『2016年04月06日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43630787.html…
 
4月7日
「今般,各法科大学院における教育内容等を適切に把握した上で司法試験を実施する必要性を踏まえ,司法試験法第12条第3項に基づき,下記資料の情報提供をお願いさせていただくこととなりました」
http://www.moj.go.jp/content/00117983.pdf…
 
4月7日
「平成26年度及び平成27年度に貴法科大学院で実施された司法試験科目・分野(※)に対応する科目の定期試験の問題」
http://www.moj.go.jp/content/00117983.pdf…
 
4月7日
「御送付いただく定期試験の問題のほかに,これに関連する既存の資料(出題の趣旨等を記載した資料,採点の方針や基準に関する資料,平均点や得点分布,出題者による論評など試験結果に関する分析資料等)がございましたら,差し支えない範囲で併せて御送付していただければ,大変に参考となります」
 
4月7日
司法試験法12条
 法務省に、司法試験委員会(以下この章において「委員会」という。)を置く。
2 略
3 委員会は、その所掌事務を行うため必要があると認めるときは、関係行政機関又は関係のある公私の団体に対し、必要な資料の提供その他の協力を求めることができる。
 
4月7日
ローの定期試験の問題を集めたりしているのは、受験生から傾向が変わったとか、変な問題が出た、と言われないように、無難な問題を作ろうと努力していることの表れです。ですから、今年の問題で変化球が飛んでくる可能性は低い。過去問や定期試験に似たオーソドックスな出題になるでしょう。
 
4月7日
なお、司法試験法12条1項が、単に「置く」としており、「所轄の下に」という文言を用いていないことから、司法試験委員会が独立行政委員会ではないと形式的に見分けることができる、というのは、以前に紹介した受験テクニックです。
http://studyweb5.seesaa.net/article/11769196.html…
 
4月7日
「人事院は、内閣の「所轄の下」に置かれています。「所轄の下」とは、内閣に属するものの、内閣の直接の指揮命令を受けず、独立してその職権を行使することをいいます。」
人事院ブックレット「独立」機関の項参照
http://www.jinji.go.jp/booklet/bookle_Part2.pdf…
 
2016年04月08日(金)2 tweets
 
4月8日
『2016年04月07日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43636732.html…
 
4月8日
「平成28年考査委員体制については,前年より一定数問題作成に従事する実務家の考査委員の数を増加させる方針が確認され,その推薦に関しては,改めて,議決を行うこととされた」
司法試験委員会会議第118回
http://www.moj.go.jp/content/00118090.pdf…
 
2016年04月09日(土)6 tweets
 
4月9日
『2016年04月08日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43641741.html…
 
4月9日
司法試験委員会がローに定期試験の情報提供を求めていた件。実は漏洩事件の調査のためではないか、と疑う人もいるかもしれません。つまり、本試験に出す論点を定期試験で出していないか調査するためではないか、ということですね。そうではない、というのが当サイトの立場です。理由は2つあります。
 
4月9日
漏洩事件の調査は、「司法試験出題内容漏えい問題に関する原因究明・再発防止検討ワーキングチーム」で行うこととされています。司法試験委員会もこの件に関しては関係者です。ですから、司法試験委員会による独自の並行調査は想定されていません。これが1つ目の理由です。
 
4月9日
もう1つ。より重要なことは、依頼文に漏洩事件調査の目的が何ら記載されていないということです。提供された情報を漏洩調査に用いれば、それは目的外使用になってしまいます。ですから、そのようなことはできないのです。
http://www.moj.go.jp/content/00117983.pdf…
 
4月9日
「御送付いただきました資料は,司法試験の実施に向けた検討のみに使用させていただくものであり,それ以外の目的に使用することはありませんので,申し添えさせていただきます。」
http://www.moj.go.jp/content/00117983.pdf…
 
4月9日
漏洩調査目的で使用することを想定するなら、そのことが含まれるとも読める文言を選ぶ。それが官僚というものです。しかし、依頼文は「司法試験の実施に向けた検討」という文言を用いており、事後の検証を含むと読むことが難しい。ですから、その意図はないと考えるべきなのでしょう。
 
2016年04月10日(日)6 tweets
 
4月10日
『2016年04月09日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43646032.html…
 
4月10日
「司法試験平成27年採点実感等に関する意見の読み方(憲法)」では、判例の射程で書く答案スタイルを具体的に紹介しました。悩ましいのは、市販されている答案例で、そのようなスタイルのものがほとんどないという点です。
http://www.amazon.co.jp/dp/B01BR98XOW
 
4月10日
予備校答練等の答案例は、筆者の知る限り、そもそも判例で書くという意識がなかったり、判例の規範を用いていても、自説のように「論証」するだけで、明示的に引用しておらず、判例の射程という視点で主張・反論を対応させていないので、参考にすることが難しいように思います。
 
4月10日
現在のところ、筆者が確認した限り唯一参考にできる答案例が掲載されていると思うのは、「憲法演習ノート」(弘文堂)です。参考になるのは、判例を明示的に引用している点、「論証」せずにそのまま依拠している点、射程論で論じている点等です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4335356455
 
4月10日
特に、判例を「論証」しない点は、予備校答案に慣れていると驚くかもしれません。「○○判例は、…としている。本件では…」と、判例の規範を挙げてそのまま当てはめに入っている。判例の理由付けは?と思うかもしれませんが、これでいいのです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4335356455
 
4月10日
ただ、内容的に高度過ぎたり、事案がコミカルすぎて本試験的でない等、実戦的でない部分も目に付きます。そのような所は、気にしなくてよいでしょう。とにかく、判例で書く場合の書き方の部分だけは、他ではあまり見ることができませんから、その部分だけでも参考にすればよいだろうと思います。
 
2016年04月11日(月)3 tweets
 
4月11日
『2016年04月10日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43650243.html…
 
4月11日
行政法について、基本的な制度の仕組みを知らないために、論文でとんでもないことを書いてしまったり、判例の意味を理解できなかったりしている人が多いようです。この種の基本的な制度の仕組みは、専門書などを買わなくても、政府のHPにわかりやすい説明があることが多いです。
 
4月11日
例えば、都市計画に関しては、以下の国交省HPにわかりやすい解説があります。
みんなで進めるまちづくりの話
http://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/3_mati/index.htm…
みらいに向けたまちづくりのために
http://www.mlit.go.jp/crd/city/plan/ochiriyou/pdf/reaf_j.pdf…
 
2016年04月12日(火)4 tweets
 
4月12日
『2016年04月11日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43654204.html…
 
4月12日
行政法各論の背景知識。建築基準法を中心とする法令の概要については、下記の国交省作成資料がよくまとまっています。イメージをつかむ程度にざっと目を通すとよいでしょう。
建築関係法の概要
http://www.mlit.go.jp/common/00013473.pdf…
 
4月12日
建築基準法については、下記の大阪市作成のパンフレットもあります。
建築基準法の手引き1-3
http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/csfiles/contents/0000091/91712/1-3-2.pdf…
建築基準法の手引き4-7
http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/csfiles/contents/0000091/91712/4-7-2.pdf…
 
4月12日
建築基準法の手引き8-12
http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/csfiles/contents/0000091/91712/8-12-2.pdf…
建築基準法の手引き13-16
http://www.city.osaka.lg.jp/toshikeikaku/csfiles/contents/0000091/91712/13-16-2.pdf…
 
2016年04月13日(水)3 tweets
 
4月13日
『2016年04月12日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43658739.html…
 
4月13日
答案で、「当該」という用語を使いたがる人が多いです。法律用語としての「当該」の2文字の意味は、法律用語としての「その」の2文字とほぼ同義とされています(厳密には、「当該」の方が直前に指示する対象との結付きが強い)。ですから、特別の理由のない限り、「その」で代替可能です。
 
4月13日
論文は時間との戦いです。ほぼ同じ意味であれば、速く書ける方がいい。ストップウォッチを用いて「当該」と「その」をそれぞれ10回書いて時間を測ってみるとよいでしょう。1回当たり平均2秒くらい「その」の方が速く書けるはずです。ですから、実戦的には、「その」の方が優れているのです。
 
2016年04月14日(木)6 tweets
 
4月14日
『2016年04月13日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43662992.html…
 
4月14日
「したがって」と「従って」。実戦的に優れているのはどちらでしょうか。意味が同じであることは明らか。では、どちらが速く書けるのか。両者を10回ずつ書いて、時間を測ってみるとわかるのですが、ほとんど時間は変わらないはずです。ちょっと不思議に思うかもしれませんが、理由があります。
 
4月14日
「したがって」と「従って」で違うのは「したが」と「従」の部分。両者の画数を数えてみて下さい。どちらも10です。だから、ほとんど書く時間に差が生じないのですね。他方、文字数だと「従って」の方が少ないので、紙幅を考えると「従って」に優位性があるといえます。
 
4月14日
現在の司法試験は、紙幅より時間の方が厳しい。なので、どちらでもあまり変わらないといえるでしょう。他方、予備試験では、時間より紙幅が厳しいでしょう。ですから、「従って」の方がいい。なお、公用文及び法令では、接続詞として用いる場合は「したがって」と表記するものとされています。
 
4月14日
「オ 次のような接続詞は,原則として,仮名で書く。
 例 おって かつ したがって ただし ついては ところが ところで また ゆえに」
公用文における漢字使用等について
http://kokugo.bunka.go.jp/kokugo_nihongojoho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyobesi_20101130.pdf…
 
4月14日
「(4) 次のものは,常用漢字表にあるものであっても,仮名で表記するものとする。
 (中略)
 従って(接続詞) → したがって」
法令における漢字使用等について
平成22年11月30日内閣法制局長官梶田信一郎
http://www.clb.go.jp/info/other/houeiniokerukanji.pdf…
 
2016年04月15日(金)2 tweets
 
4月15日
『2016年04月14日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43667165.html…
 
4月15日
平成28年司法試験受験予定者数
http://www.moj.go.jp/content/00118194.pdf…
 
2016年04月16日(土)4 tweets
 
4月16日
『2016年04月15日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43670994.html…
 
4月16日
「欠缺」と「ないこと」(「欠くこと」)は、法律用語としては同じ意味です。答案に書く場合、どちらが速いかというと、これは後者。ですから、一般的には後者の方が優れています。ただ、文字数は前者の方が少ないですから、予備などで紙幅が厳しくなったときは、前者に優位性があるといえるでしょう。
 
4月16日
「欠缺」と「ないこと」が同義であることについては、平成16年6月18日法律第123号による全部改正前後の不動産登記法を比較するとわかりやすい。旧不動産登記法では、「登記ノ欠缺」と表記されていましたが、現在では、「登記がないこと」という表記を用いています。
 
4月16日
(旧不動産登記法4条)
 詐欺又ハ強迫ニ因リテ登記ノ申請ヲ妨ケタル第三者ハ登記ノ欠缺ヲ主張スルコトヲ得ス
 
(現行不動産登記法5条1項)
 詐欺又は強迫によって登記の申請を妨げた第三者は、その登記がないことを主張することができない。
 
2016年04月17日(日)1 tweet
 
4月17日
『2016年04月16日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43674273.html…
 
2016年04月18日(月)6 tweets
 
4月18日
『2016年04月17日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43679222.html…
 
4月18日
ゼミなどで友人らと書いた答案を評価し合ったりする機会があると思います。その場合に、意見交換すべきは、その問題で挙げるべき規範と事実は何か、そのうち各自の答案で書いていないものはどれか、という部分の確認だけです。それを確認したら、それで意見交換は終了すべきです。
 
4月18日
書くべきだと思う規範や事実の範囲が、周囲と食い違う場合、それは相場観がおかしい可能性がある。問題文のどの部分に着目して、その規範・事実が必要(不要)だと考えたのか、周囲の人と自分の思考過程の違いを確認し、修正すべき部分は修正すべきです。
 
4月18日
書くべき規範を書けなかった場合、覚えていないなら単なる勉強不足です。そうではなく、覚えているのに書く判断ができなかった場合、周囲の人がどのような問題文の読み方で、その規範を書くべきだという判断に至ったのかを確認する。そして、自分もそのような問題文の読み方ができるようにする。
 
4月18日
当てはめの事実も同様で、挙げるべきなのに答案に書けなかった事実について、周囲の人がなぜ書けたのか、その思考過程を確認する。そして、自分も次からは同じ思考で事実を抽出できるように意識して訓練すればよいのです。この他人の思考過程を知る、というのが、ゼミの最大の意義です。
 
4月18日
それ以外の、「この表現の方がわかりやすい」とか、「この説明はちょっと違うのではないか」とか、「この部分が説得的でないと感じた」などという部分は、ほとんどどうでもいいことです。ですが、このようなことを中心に時間を割いて延々議論しているゼミが多い。それは、「受かりにくい」ゼミです。
 
2016年04月19日(火)5 tweets
 
4月19日
『2016年04月18日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43683745.html…
 
4月19日
再現答案を見ていると、書いてある内容の理論的な正しさが、ほとんど成績に影響していないことに驚きます。論理的な繋がりが明らかに変でも、書くべき規範と事実が書いてあれば合格答案になってしまっている。しかし、答案の講評などで重視されがちなのは、理論的な正しさ。ここにズレがあるのです。
 
4月19日
ただ、このことは、論理的な思考力が全く不要であることを意味しません。論理的に誤った思考をしてしまうと、論点の把握を誤ったり、抽出すべき事実を誤ったりしますから、結果的に、書くべき規範や事実を落とすことになる。このように、間接的に成績に影響を及ぼすのです。
 
4月19日
逆に言えば、その程度しか論理的思考力は必要でない。その意味では、規範→当てはめに持ち込むまでの問題提起などの「つなぎの文章」は、かなりどうでもよいということです。場合によっては、省略してしまってもよい。どうしても時間が足りない人は、つなぎの文章を短くする工夫をすると良いでしょう。
 
4月19日
平成28年熊本地震の発生に伴う平成28年司法試験の対応について
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushken/jinji08_00127.html…
平成28年熊本地震の発生に伴う平成28年司法試験予備試験の対応について
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushken/jinji07_00171.html…
 
2016年04月20日(水)6 tweets
 
4月20日
『2016年04月19日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43688250.html…
 
4月20日
論理的な繋がりが明らかに変でも、書くべき規範と事実が書いてあれば合格答案。その逆もある。論理的に正しいのに、多くの人が書く規範や事実を落としたから不合格答案になる。理不尽としか言いようがないのですが、これが、「多数派に乗れ」ということの意味でもあります。
 
4月20日
このようなことは、「厳密に考えると、実はこの論点は理論的に問題にならない」というような場合によく起きます。考査委員の作問ミスなのか、わざとそうしたのかが、出題趣旨等を見てもわからないことが多い。結果的に、論点に飛びついた多数派が加点され、正しく判断した人は論点落ちになります。
 
4月20日
この現象が生じる原因の1つに、採点後の配点調整があります。当初は配点を置くつもりはなかったが、圧倒的多数の答案がその点を中心に論じていたりすると、そこに配点をおかないと平均点が極端に下がってしまう。それはマズいので、そこに後から配点が置かれたりするのです。
 
4月20日
そんなことをされると、当初の出題意図を見抜いた人の方は、結果的にその配点が取れないということになるので、一方的に損をすることになる。ところが、その救済は、されないことが多い。配点調整までで考査委員の思考が止まるのでしょう。このような仕組みがあること自体、意外と知られていません。
 
4月20日
「考査委員においては,採点を始めた結果,出題の際に想定していたところと解答状況がかなり異なっているような場合には,受験者の能力を適切に判別するため,採点の方針について一定の見直しをすることもあるのが通例と思われる」
http://www.moj.go.jp/content/00114335.pdf…
 
2016年04月21日(木)2 tweets
 
4月21日
『2016年04月20日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43693104.html…
 
4月21日
平成28年司法試験予備試験出願状況
http://www.moj.go.jp/content/00118143.pdf…
 
2016年04月22日(金)5 tweets
 
4月22日
『2016年04月21日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43697438.html…
 
4月22日
論文の成績(順位)は、どの程度の規範と事実を挙げているかによって大体説明が付きます。まず、分水嶺になるのは、誰もが書く規範を当てはめに入る前に答案に明示できているか。できていれば、悪くても2000番台の順位が確保できます。これすらできなければ、3000番以下の不合格答案です。
 
4月22日
規範に加えて、誰もが書く事実を挙げているか。これができていれば、その程度に応じて概ね500番から1500番くらいの合格答案です。規範と事実を書いていれば大体それだけで合格できる、というのは、このことを意味しています。そして、500番より上は、「偶然の支配する領域」です。
 
4月22日
重要なことは、「誰もが書く規範と事実」が何かを把握することです。終わった試験を後から振り返る場合、書くべき規範と事実はこれだった、ということがわかります。しかし、試験の現場ではそのような確認はできません。問題文だけから判断できるように、事前に相場観を持っておく必要があるのです。
 
4月22日
そのためには、過去問の再現答案等から、大体このくらいの規範と事実は書かないとダメなんだな、というものを把握しておく必要があります。再現答案は、それを把握するために見る。それ以外の細かい説明の仕方が正しいかどうかなどということは、ほとんど意味がありません。
 
2016年04月23日(土)2 tweets
 
4月23日
『2016年04月22日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43701551.html…
 
4月23日
『平成28年司法試験の受験予定者数について』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43701804.html…
 
2016年04月24日(日)6 tweets
 
4月24日
『2016年04月23日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43706003.html…
 
4月24日
500番より上は、「偶然の支配する領域」である。その意味は、500番より上を取るために必要な要素が、その年、その科目によって変化し、しかも、それを問題文から現場で読み取ることが容易でないために、事前準備によって確実に取りに行くことが困難だということです。
 
4月24日
上位陣は、規範と事実をきっちり書く、そして、それに加えて他のことまで書く余裕を持っているという点は共通していますが、規範と事実以外の要素として何を書くか、という点では、違いがあります。応用論点、理由付け、事実の評価。これを全部やるという人は、さすがにいません。
 
4月24日
比較的よくいるのは、規範と事実に加えて、理由や評価まできっちり書くタイプです。このタイプは、たまたま理由や評価が重視された科目が多い年は、それらの科目でかなり上位の得点になる。そのため、総合でも500番より上になるわけです。しかし、それは常に上位を取れることを意味しません。
 
4月24日
その年、その科目によっては、理由や評価が重視されず、応用的な論点に触れたり、考査委員の求める「正解筋」で書いたかどうかが重視されることもある。そのような科目が多い年には、理由や評価を厚く書いても、500番から1000番の間くらいの平凡な合格答案に終わってしまいます。
 
4月24日
このように、500番より上の領域については、その時々の採点方針によって左右されてしまいます。予備校答練等では、理由付けと評価を書くと、書いた分だけ比例的に点が上がっていったりしますが、本試験はどうもそうではない。答練の超上位者が必ずしも本試験で超上位にならないのはそのためです。
 
2016年04月25日(月)2 tweets
 
4月25日
『2016年04月24日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43711743.html…
 
4月25日
『平成28年司法試験予備試験の出願者数について』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43716219.html…
 
2016年04月26日(火)6 tweets
 
4月26日
『2016年04月25日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43716627.html…
 
4月26日
規範・事実に加えて、理由・評価も書く答案は、その年・科目によって超上位になったり、平凡な合格答案に終わったりする。面白いのは、それに対応して、予備校等の再現答案分析講義などでの評価や強調するポイントが変わるということです。後付けで答案を評価するので、そうなってしまうのですね。
 
4月26日
理由付けが重視される年・科目では、理由付けを厚く書く答案が好成績です。だから、「ほら、趣旨本質から理由を書いてますね。これがいいんです。いきなり規範を書いてるようじゃダメなんですよ! みなさんも理由付けをしっかり書きましょう!」などという内容の講義がされがちになります。
 
4月26日
他方、理由付けが重視されない年・科目では、理由付けは短く、端的な規範定立をした答案が上位になります。すると、「さすが上位の人は端的ですね。理由付けをダラダラ書いてる冗長な答案ってあるでしょう。そういうのはダメなんです。」などという講義になる。講義を聴く際には、注意すべきです。
 
4月26日
このことは、再現答案分析の難しさを示しています。超上位は、その年、その科目によって、傾向にブレが生じます。だから、1桁や2桁の超上位の再現答案ばかりを重視してしまうと、その年、その科目固有の要素を過度に重視してしまいがちになってしまうのです。それでは、汎用的な対策はとれません。
 
4月26日
では、1000番、2000番はどうかというと、今度は「ノイズ」が多すぎて単体では使えないのです。明らかに間違っていたり、日本語になっていない記述が多すぎて、読むに耐えなかったりする。だから、数を増やして共通点を探すという地道な作業が必要で、それは講義には向かないのですね。
 
2016年04月27日(水)5 tweets
 
4月27日
『2016年04月26日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43723302.html…
 
4月27日
当てはめに入る前に、基本的な規範を書ければ2000番台の順位を確保できるが、それより上の順位に行くためには、事実の摘示が必要である。このことは、2000番台くらいの「惜しい」不合格者にとって、特に重要なことです。このレベルの人は、意識して事実の摘示をすれば、合格できます。
 
4月27日
2000番台の「惜しい」タイプの人は、「論証」をする癖がついている、すなわち、規範の理由付けをしないと気が済まない、というタイプの人であることが多いです。理由付け→規範の明示までは確実にできるので、2000番台は守れるが、時間不足で事実が引けないので、それ以上伸びないのです。
 
4月27日
そういう人に、「理由付けを書かずに事実を引けばよい」とアドバイスしても、抵抗することが多いです。「2000番台を守っているのはきちんと趣旨から論証しているからだ」という信念があるためです。しかし、それがむしろ、不合格の原因になっている。毎年惜しい結果に終わる人が陥りがちな罠です。
 
4月27日
論文には「受かりにくい人は、何度受けても受からない」法則があります。その原因の1つに「本人が良かれと信じてやっていることが、実は不合格の原因である」ということがある。自分の信念としてやってきたことなので、直せと言われても直したがらない。そのために同じ結果を繰り返してしまうのです。
 
2016年04月28日(木)6 tweets
 
4月28日
『2016年04月27日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43728535.html…
 
4月28日
理由付けを書く癖がついていて、2000番台で不合格になってしまう人に対する処方箋としては、筆力を上げる、具体的には文字を書く速度を速くする、ということもあります。これが実現できれば、年によっては理由付けの効果によって上位にもなり得る。魅力的な選択肢です。
 
4月28日
ただ、多くの場合、個人の筆力というのは、なかなか上がらないという印象を持ちます。若いうちはよいのですが、歳をとるごとに筆力はどんどん落ちていく。「論文が若手有利」の原因の1つです。だから、「筆力を上げましょう」と言っても、なかなか難しいというのが現実のように感じます。
 
4月28日
また、筆力を上げるための訓練をすること自体に対する抵抗感もあります。ただひたすら速く字を書く訓練をする、というのは、法曹を目指す人にとって苦痛でしかありません。だから、誰もやりたがらない。せいぜい、答案を書く量を増やすという程度でしょうが、それだけでは劇的な効果は難しいようです。
 
4月28日
筆力を上げるには、答案を書く量を単に増やすのではなく、1頁にかかる時間を計測するなどして、かなり速度を意識した訓練が必要だと思います。ただ、この訓練は、やり過ぎると腕や肩を痛めるおそれがある。若い人は無茶もききますが、年配の人は無理をしない方がよいでしょう。
 
4月28日
そこまで無理をするくらいであれば、理由付けを省略して端的に規範を書き、理由付けを省略することによって生じた余裕で事実を引く、という方が、楽に書けるのではないかと思います。いずれにせよ、演習を繰り返して、自分に無理のない合格答案スタイルを確立することが必要です。
 
2016年04月29日(金)4 tweets
 
4月29日
『2016年04月28日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43732125.html…
 
4月29日
試験会場は、できる限り下見をしておいた方がよいでしょう。当日、会場に向かうまでの道順や、各フロアのトイレの位置、あまり混雑しなさそうな目立たないトイレがないか、休憩中試験室外ですごすなら、どの辺りがよいか、といったことを、事前に確認しておくと、当日の心理的な負担が軽くなります。
 
4月29日
会場に向かう道順は、事前に確定させておいた方が無難です。当日は想像以上にナーバスになっているので、ちょっと迷っただけで過度に不安になるものです。宿泊施設や最寄りの駅から、どのくらいの時間で到着するか、時間も測って実際に歩いてみて、実際の所要時間も把握しておくとよいでしょう。
 
4月29日
試験前日の夕方くらいに下見に行くと、既に受験番号別の試験室の位置の掲示がされていて、自分が受験する試験室の位置まで確認できる場合もあるようです。ただ、当然ですが、試験準備中の職員に紛れて一般に開放されていないスペースまで侵入するのはやめておきましょう。
 
2016年04月30日(土)4 tweets
 
4月30日
『2016年04月29日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/43735749.html…
 
4月30日
「答案を開示すれば,答案の採点について,司法試験委員会及び考査委員への質問や照会等が増加し,考査委員及び事務局職員等の業務に支障が生じるおそれがある」
本人に係る平成27年司法試験論文式試験の答案の不開示決定に関する件
http://www8.cao.go.jp/jyouhou/tousinh27-k03/k145.pdf…
 
4月30日
「後に生じ得る個々の受験者等からの苦情や非難を回避することを考慮するあまり,採点を担当する考査委員が答案に対して適正な評価を与えることが困難になり,さらには,法曹にとって必要な能力評価に適切な良問の作成をも困難にするおそれがある」
http://www8.cao.go.jp/jyouhou/tousinh27-k03/k145.pdf…
 
4月30日
「本件情報を開示することとすれば…受験予備校が「答案の分析結果」等と称して成績上位の論述パターンなどを示すことにより,受験技術のみに頼った勉強法が蔓延し,司法試験による法曹養成の意義が害される」
http://www8.cao.go.jp/jyouhou/tousinh27-k03/k145.pdf…

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