2016年9月のツイートまとめ

2016年09月01日(木)3 tweets
 
9月1日
『2016年08月31日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441520575.html…
 
9月1日
予備論文民事実務。参考答案は、請求の趣旨を解答する場合(設問1小問(2))には、「原告」、「被告」と表記し、請求原因事実以下を解答する場合(同小問(3)、設問3)には、「X」、「Y」と表記しています。
http://studyweb5.seesaa.net/article/440967028.html…
 
9月1日
請求の趣旨は、判決主文に対応するものですから、「原告」、「被告」と表記しなければなりません。これを、「X」、「Y」と表記するのは、不適切です。他方、請求原因事実以下では、どちらでも構いません。ただ、問題文のオで「X」、「Y」と記載されているので、参考答案はこれに合わせています。
 
2016年09月02日(金)3 tweets
 
9月2日
『2016年09月01日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441550148.html…
 
9月2日
予備論文民事実務。設問1(2)では、「附帯請求及び付随的申立てを考慮する必要はない。」とされています。現場で解く際には、もちろん全く考える必要はないのですが、復習段階では、こういったものも一度検討してみるべきです。論文はともかく、口述では普通に問われる可能性があるからです。
 
9月2日
本問で、附帯請求は遅延損害金請求。訴額には参入されません(民訴法9条2項)。付随申立ては、訴訟費用の裁判(同法67条)及び仮執行宣言(同法259条)の申立てです。ただし、登記手続請求の意思表示擬制は確定判決により生じるので、仮執行宣言を付すことはできない点に注意が必要です。
 
2016年09月03日(土)3 tweets
 
9月3日
『2016年09月02日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441578115.html…
 
9月3日
予備論文民事実務設問2。単に、「所有権喪失の抗弁」とだけ表記するのは、不十分です。本問のような場合には、売主が売買によって所有権を失う場合などと区別するために、「対抗要件具備による所有権喪失」と表記するからです。
http://studyweb5.seesaa.net/article/440967028.html…
 
9月3日
なお、対抗要件の抗弁も考えられなくはありませんが、【Yの相談内容】において、「甲土地の所有者は私です。」とされていますから、Yの言い分に沿う抗弁としては、対抗要件の抗弁は適切な解答とはいえないでしょう。
http://studyweb5.seesaa.net/article/440967028.html…
 
2016年09月04日(日)5 tweets
 
9月4日
『2016年09月03日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441604962.html…
 
9月4日
予備論文民事実務設問2。所有権喪失の抗弁の理由を書く際に、若干気になるのは、これが権利消滅事由なのか、権利障害事由なのか、ということです。優先譲受人の登記具備の時に劣後譲受人が所有権を失うなら消滅事由、当初から劣後譲受人が無権利となるなら障害事由です。
 
9月4日
同様のことが問題になる論点として、劣後譲受人の時効取得の起算点がいつか、という論点があります。判例は、当初から劣後譲受人は無権利となるから、優先譲受人の登記具備時ではなく、劣後譲受人の占有取得時が起算点であるとしています。
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51898…
 
9月4日
「不動産が売主から第二の買主に二重に売却され、第二の買主に対し所有権移転登記がなされたときは…その所有権は、売主から第二の買主に直接移転するのであり…第一の買主は当初から全く所有権を取得しなかつたことになるのである。」
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=51898…
 
9月4日
このことからすれば、劣後譲受人が一度取得した所有権が消滅するのではなく、取得の効果自体が否定されることになるわけですから、対抗要件具備による所有権喪失の抗弁は、権利障害の抗弁だ、ということになるでしょう。合否にはほとんど影響しないでしょうが、隠れた応用論点です。
 
2016年09月05日(月)3 tweets
 
9月5日
『2016年09月04日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441632372.html…
 
9月5日
予備論文民事実務設問3。エに悪意に当たる事実が入ることは、誰もが分かったと思います。ただ注意したいのは、悪意の対象です。判例は、「実体上物権変動があつた事実」としています。ですから、「登記の欠缺」を悪意の対象とするのは、不適切です。
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=54084…
 
9月5日
「実体上物権変動があつた事実を知る者において右物権変動についての登記の欠缺を主張することが信義に反するものと認められる事情がある場合には、かかる背信的悪意者は、登記の欠缺を主張するについて正当な利益を有しない」
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=54084…
 
2016年09月06日(火)3 tweets
 
9月6日
『2016年09月05日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441665314.html…
 
9月6日
「提出書類には,最高裁判所へ提出するものと,司法研修所に提出するものがあります。いずれも,提出期限は9月13日(火)(消印有効)です。」
司法修習生採用選考
http://www.courts.go.jp/saikosai/sihokensyujo/saiyo_senkou_28/index.html…
 
9月6日
『平成28年司法試験の結果について(1)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441688339.html…
 
2016年09月07日(水)5 tweets
 
9月7日
『2016年09月06日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441694442.html…
 
9月7日
不合格だった方。物事がうまく行っているときは、色々なことが自然とうまく行きます。しかし、物事がうまく行かなくなると、途端にそれと無関係なことまで、うまく行かなくなるものです。友人や家族とのコミュニケーションに支障が生じたり、楽しいと思っていたことがそうでなくなる、等のことです。
 
9月7日
このような場合にこそ、人間性や人格が問われます。司法試験の論文の合否は、人間性や人格とはほとんど関係ありません。しかし、不合格の場合に、合格した人を素直に祝福できるのか、知人・家族とこれまでどおり接することができるのかは、人間性や人格に関わる事柄です。
 
9月7日
人は、いずれ必ず壁にぶつかります。そのような場合、どのように振る舞うのが、自分にとって理想的な人物像、自分がなりたいと思うような人物像なのか。それを意識して行動できることは、とても大切なことです。若いうちにそのような経験ができることは、すんなり受かるより貴重であるともいえます。
 
9月7日
筆者の経験からも、若いうちに現実に生死を分け得るような辛い体験をすることは、(肉体的・精神的な後遺症が残り得る点を除けば)将来の自分を支える強い支柱となるように思います。司法試験不合格は生死を分けるほどの体験ではありませんが、後から振り返れば、積極的に考えられる日が来るでしょう。
 
2016年09月08日(木)2 tweets
 
9月8日
『2016年09月07日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441724063.html…
 
9月8日
『平成28年司法試験の結果について(2)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441727407.html…
 
2016年09月09日(金)4 tweets
 
9月9日
『2016年09月08日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441754276.html…
 
9月9日
今年不合格で、来年も受験するという人は、敗因をはっきりさせておく必要があります。敗因を明確にしないまま勉強量だけ増やしても、かなりの確率で、同じ結果を繰り返すことになるでしょう。論文には、「受かりにくい者は、何度受けても受からない」法則があるからです。
 
9月9日
まず、わかりやすいのは、枚数です。平均枚数が5頁以下の人は、それが敗因だと考えてよいでしょう。「5頁でも受かった人がいる。」と言われますが、それは、「5頁ではとても受かりにくいのに、受かったから珍しい。」というだけであって、「5頁の答案を狙うべきだ。」ということにはなりません。
 
9月9日
単純に考えればわかることですが、5頁しか書けない人に対し、8頁書ける人は、3頁も余計に余事記載をすることが許されます。5頁しか書けない人は、無駄なことを書くことがほとんど許されない。これは大きなハンデです。そのハンデをはねのけて受かる人もいますが、自ら負うべきものではありません。
 
2016年09月10日(土)2 tweets
 
9月10日
『2016年09月09日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441790330.html…
 
9月10日
『平成28年司法試験の結果について(3)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441794826.html…
 
2016年09月11日(日)6 tweets
 
9月11日
『2016年09月10日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441821731.html…
 
9月11日
平均枚数5頁以下は、典型的な敗因の1つです。枚数不足になる原因の1つは、答案構成の時間の掛け過ぎです。答案構成は、どんなに長くても30分が限界です。なぜか。それは、1頁15分で書いて、6頁書くのに90分掛かるからです。できれば、構成は15分程度に抑えたいところです。
 
9月11日
もう1つ。より重大な原因が、単純に文字を書く速度が遅い。ということです。1頁を書く時間が20分を超えるようでは、まず受かりません。6頁書くだけで120分を使い切ってしまうからです。上位者は、これが1頁10分くらいです。下位者は、そもそも1頁何分かを把握すらしていないのが普通です。
 
9月11日
文字を書く速度は、法律の知識・理解とは比較にならないくらい、合否を分ける重要な要素です。文字を書くのが遅い人は、まず、文字を早く書く訓練をすべきでしょう。上位者の再現を1頁10分以内と時間を決めて、繰り返し書き写すなどでもよいと思います。法律を勉強している場合ではありません。
 
9月11日
1年かけて書く速度を倍くらいにすれば、法律の知識・理解のレベルが変わらなくても、論文の得点は飛躍的に伸びます。ところが、多くの人が、まさか書く速度で合否を分けていると思わないので、法律の勉強をしてしまう。これが、「受かりにくい者は、何度受けても受からない」法則の1つの要因です。
 
9月11日
早く書く訓練なんて、くだらないからやりたくない、と思う人もいるでしょう。しかし、「くだらないことでも、必要とあらば不平不満を言わずに躊躇なくやる」ということは、法律家に限らず、あらゆる目的を達成するために不可欠の要素です。「嫌だからやらない」人は、「仕事のできない人」です。
 
2016年09月12日(月)2 tweets
 
9月12日
『2016年09月11日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441849383.html…
 
9月12日
『平成28年司法試験の結果について(4)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441864061.html…
 
2016年09月13日(火)5 tweets
 
9月13日
『2016年09月12日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441878336.html…
 
9月13日
答案の平均枚数が6頁以上なのに、受からないという人は、ほとんどの場合、規範を明示していないという理由で落ちています。理論的なミスで落ちるということはほとんどありませんが、規範の明示ができていないと、何も間違いを書いていないのに普通に不合格になってしまうのです。
 
9月13日
規範の明示があるか否かの判定は、多くの人が思っているよりも、はるかに厳しいです。「『○○』に当たるかは(規範)で判断する。本件では~」の形式でなければならないのです。「本件では~であり、(規範)であるから、『○○』に当たる。」とするのは、規範の明示を欠く典型的な不合格答案です。
 
9月13日
規範の明示がないと、10個くらいの致命的な積極ミスをしたのと同じくらい点を落とす、と思っておいてよいでしょう。そのくらい、これだけで差が付いてしまいます。多くの人はこれを知らないので、「他の人と同じようなことを書いたのに、何で俺だけ不合格なんだ。」と思ってしまうのです。
 
9月13日
逆に、理論的な間違いは、びっくりするほど許されます。試験が終わった直後には、そのような理論的なことばかり議論しますが、それらのほとんどは、合否に影響しません。しかし、何らミスをしていなくても、規範の明示がないという、ただそれだけの理由で不合格になるのです。
 
2016年09月14日(水)2 tweets
 
9月14日
『2016年09月13日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441907139.html…
 
9月14日
『平成28年司法試験の結果について(5)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441910220.html…
 
2016年09月15日(木)5 tweets
 
9月15日
『2016年09月14日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441935602.html…
 
9月15日
平均枚数が6頁以上で、規範も明示したのに、不合格になった、という人は、おそらく毎年かなり惜しい人です。そのような人のほとんどが、事実の摘示が雑です。そういう人は、問題文の事実を、自分勝手に要約して答案に書いてしまっている。問題文の事実は、問題文に忠実に「書き写す」のが無難です。
 
9月15日
例えば、今年の刑訴で「甲は,「仕方ねえ。」と言い,甲車運転席に戻った」という問題文の事実があります。これを、「甲は、自分の意思で自ら運転席に戻った」などと答案に書く人がいる。これは、事実の摘示を欠くものとして評価を落とすのです。多くの人が、このことに気付いていません。
 
9月15日
この場合、「甲は,「仕方ねえ。」と言い,甲車運転席に戻った」と書き写す必要があるのです。余裕があれば、さらに「これは自分の意思によるものと評価できる。」と書いてもよい。しかし、評価だけを書いて基礎付け事実を書かないのは、「事実と評価の峻別」のない典型的不合格答案となるのです。
 
9月15日
厳密には、問題文の事実をそのまま書き写さなくても、その具体的な事実を指す言葉として同じ意味の文言を使えばよいのです。しかし、下手に言い換えると、考査委員に「いきなり評価をした」と思われてしまいます。ですから、問題文をそのまま「書き写す」のが、最も手堅いやり方です。
 
 
2016年09月16日(金)2 tweets
 
9月16日
『2016年09月15日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441964011.html…
 
9月16日
『平成28年司法試験の結果について(6)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441967711.html…
 
2016年09月17日(土)4 tweets
 
9月17日
『2016年09月16日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/441992372.html…
 
9月17日
規範の明示と事実の摘示をしっかり守る答案を書こうと思うと、答案はかなり長くなるはずです。今まで、「~である。なぜなら…であり、(規範)だからである。」のように書いていた人が、「~であるか否かは、(規範)によって判断する。本件では~」と書くと、どうしても以前より長くなります。
 
9月17日
また、いきなり評価を書いていた人が、きちんと事実の摘示をしようとするのは、苦痛です。「こんな長い問題文を書き写すのかよ。」と思うでしょう。それだけで、かなりの文字数になってしまいます。ですから、事実上、規範の理由付けや、事実の評価を長々書く余裕は残されていないのです。
 
9月17日
このように、規範の明示と事実の摘示を守って書くと、必然的に6頁以上の枚数が必要です。刑事系だと、8頁まで書かないと厳しい。平均枚数5頁以下の人は、必然的に規範の明示や事実の摘示を欠くことになる。だから、「平均枚数5頁以下」は、それだけで不合格の要因だといえるわけですね。
 
2016年09月18日(日)2 tweets
 
9月18日
『2016年09月17日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442021356.html…
 
9月18日
『平成28年司法試験の結果について(7)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442024396.html…
 
2016年09月19日(月)5 tweets
 
9月19日
『2016年09月18日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442049355.html…
 
9月19日
6頁以上書いて、規範の明示と事実の摘示を守って書いたけれども、時間が足りなくなって途中答案になり、不合格になってしまった、という人も中にはいるかもしれません。そういう人は、「欲張って余計なことを書いた。」ことが敗因です。
 
9月19日
よくあるのは、規範の理由付けを書き過ぎる、というケースです。規範の理由付けは、それ自体は意外なほど点が付きません。ただ、規範の理由付けを論証する人は、結果的に当てはめの前に論証して規範を明示するクセが付いているので、「規範の明示」をクリアする結果として、好成績になりやすいのです。
 
9月19日
しかし、長い論証を書くことのタイムロスがかなり大きいので、相当の筆力のある人でないと、論証を書いて最後まで書き切ることは難しい。その結果、前半は論証→規範→事実と丁寧に書くのに、後半は急激に雑になって、大きく点を落とす。このパターンの不合格者は、実力者に多い印象です。
 
9月19日
とはいえ、規範と事実に純化した答案というものは、意外と目にすることができません。当サイトでは、昨年から、規範の明示と事実の摘示に純化し、無駄を省いた参考答案を掲載しています。参考にしてみて下さい。
http://studyweb5.seesaa.net/category/3305248-1.html…
 
2016年09月20日(火)2 tweets
 
9月20日
『2016年09月19日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442079013.html…
 
9月20日
『平成28年司法試験の結果について(8)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442082202.html…
 
2016年09月21日(水)6 tweets
 
9月21日
『2016年09月20日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442108967.html…
 
9月21日
6頁以上書いて、規範の明示と事実の摘示を守って書いたけれども、時間が足りなくなって途中答案になり、不合格になってしまう原因は「欲張って余計なことを書いた。」ことにある。以前、その例として理由付けを挙げましたが、他に、「応用論点まで拾いにいってしまう。」というものがあります。
 
9月21日
よく「規範の明示と事実の摘示を応用論点まで全部やっていたら時間が足りません。」という人がいます。これは根本的な発想がおかしい。今の司法試験では、応用論点などそもそも書く必要がないのです。基本論点だけを拾い、規範の明示と事実の摘示を守って書けば、それだけでもう合格です。
 
9月21日
今年で言えば、行政法の設問1で要綱を考慮できるかを論じ、時間切れになるのが典型です。要綱を考慮できるかは最先端の論点ではありますが、基本論点ではありません。こんなものを書きに行って時間切れになったとすれば、それは「たまたまうっかり」ではなく、根本的な戦略ミスによる必然です。
 
9月21日
しばらくすると、成績付きの再現が入手できるようになりますから、確認してみれば良いと思いますが、要綱を考慮できるか、などということは、上位合格の要件ですらありません。X1、X2の被侵害利益の差異を基礎付ける具体的事実を的確に挙げることすら、多くの人が十分にできないからです。
 
9月21日
X1は、騒音、ライトグレア、排気ガス対策に係る構造の不備から直接に損害を受けますが、X2は、上記構造の不備がなくても生じる交通量の増加を原因とする損害を主張しているに過ぎません。この違いを的確に指摘せずに、要綱を考慮できるかを論じても、不良に沈んでしまいます。
 
2016年09月22日(木)2 tweets
 
9月22日
『2016年09月21日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442138360.html…
 
9月22日
『平成28年司法試験の結果について(9)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442141650.html…
 
2016年09月23日(金)5 tweets
 
9月23日
『2016年09月22日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442169294.html…
 
9月23日
以前、「平均枚数5頁以下」は、それ自体敗因と考えるべきだ、という話をしました。同様の理由で、「一行20文字以下」もそれ自体敗因と考えておくべきです。その理由は、簡単な試算をしてみると、すぐわかります。
 
9月23日
当サイトでは、合格答案に必要な枚数の目安として、6頁という数字を挙げていますが、この際に想定されている一行の文字数は、概ね30文字です。一行20文字だと、同じ枚数を書いても、一行30文字の場合と比べて、文字数は3分の2になります。
 
9月23日
そこで、一行20文字の8頁を、一行30文字に換算すると、
 
 8÷3×2=5.33・・
 
すなわち、5頁強にすぎないことになる。
このように、一行20文字以下だと、8頁びっしり書いても、一行30文字換算で6頁に達することができないのです。
 
9月23日
実力者になると、一行35文字くらいは普通に書いてきます。中には、40文字に達する猛者もいる。一行20文字以下の人は、字が大きすぎるのです。「受かりにくい人」は、このようなことに無頓着すぎます。「大きく綺麗な字」は、法律の知識・理解以前のレベルで致命傷となり得る重大なミスなのです。
 
2016年09月24日(土)2 tweets
 
9月24日
『2016年09月23日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442197857.html…
 
9月24日
『平成28年司法試験の結果について(10)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442218816.html…
 
2016年09月25日(日)1 tweet
 
9月25日
『2016年09月24日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442224472.html…
 
2016年09月26日(月)1 tweet
 
9月26日
『平成28年司法試験の結果について(11)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442253970.html…
 
2016年09月28日(水)2 tweets
 
9月28日
『平成28年司法試験の結果について(12)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442313678.html…
 
9月28日
平成28年司法試験論文式試験出題の趣旨
http://www.moj.go.jp/content/001204818.pdf…
 
2016年09月29日(木)3 tweets
 
9月29日
「近未来SFのようなシナリオを通じて、「規制の前段階化」と呼ばれる規制動向に対してどう向き合うかを考えてもらう、現代法学の最先端の企画です。」
講師:西原博史 先生 (早稲田大学)
http://www.houkyouiku.jp/14082101
 
9月29日
リスク社会・予防原則・比例原則 (特集 国家は撤退したか?--「規制緩和」と「リスク社会」)
ジュリスト (1356), 75-81, 2008-05-01
西原 博史
http://ci.nii.ac.jp/naid/40015977397
 
9月29日
平成28年司法試験考査委員名簿
http://www.moj.go.jp/content/001187297.pdf…
 
2016年09月30日(金)2 tweets
 
9月30日
『2016年09月29日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442377984.html…
 
9月30日
『平成28年司法試験の結果について(13)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/442400079.html…

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