2017年5月のツイートまとめ

2017年05月01日(月)

5月1日

『2017年04月30日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449483593.html

5月1日

『平成29年司法試験の受験予定者数について』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449496111.html

2017年05月02日(火)

5月2日

『2017年05月01日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449513152.html

5月2日

現在の論文で最も多い不合格答案の例は、「規範を明示しない」、「事実を問題文から引用しない」の2つです。最近では、その重要性は当サイト以外でも説明されるようになっているので、多くの受験生がわかっています。しかし、わかっていてもできない。あるいは、その重要性を軽視しています。

5月2日

そのため、「時間が足りないので省略してしまいました。」という人が圧倒的です。答練、模試等を復習する際には、この点に特に気を付けるべきです。「たまたま時間が足りなかった。理解はしているから問題ない。」として放置すると、本試験でもやはり、「時間が足りなかった。」となるでしょう。

5月2日

時間が足りない原因は何か。答案構成に30分以上かけていれば、通常はそれが原因の1つです。6頁程度の答案を書くためには、1頁15分(1行約40秒)でも90分かかるからです。また、これは一度も止まらず書き続けた場合の数字ですから、途中で一秒でも考えたなら、それも時間切れの原因です。

2017年05月03日(水)

5月3日

『2017年05月02日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449541734.html

5月3日

一度書き始めたら止まらずに最後まで書き切る。途中で考えない。これは「字が汚い」、「日本語が不自由である」という上位陣の答案の特徴と符合します。字を綺麗に書いていたり、日本語の文法にとらわれていては、早く書けないのです。受かりにくい人は、日本語を正しく書こうとしすぎています。

5月3日

「甲はピストルの殺傷力が高い凶器でVの左胸という心臓があり枢要部を狙い3発続けざまに撃ち執拗な意図が持ったし、その後平然と立ち去ってこれは行為時に殺す気がなく誤射なのであれば普通その後狼狽するはずだから行為時にVの死を認識認容したを推認なのであり、よって、甲は殺意である。」

5月3日

このような当てはめを見て、「こんな酷い日本語のやつが受かるはずがない。」と思っている人は、今の司法試験に対する理解が不十分です。かつての「国語のような」旧試験時代なら、これは低い評価だったでしょう。しかし、現在では、当てはめの事実の摘示と評価の配点が取れるので上位になるのです。

5月3日

単に「甲は、ピストルでVの左胸を狙ったから、甲に殺人の故意が認められる。」とする当てはめと比較すれば、どちらがより点が取れるかは、直感的にもわかるでしょう。「それなら、正しい日本語で同じ内容を書けばいいじゃない。」と思うかもしれませんが、そんな余裕は本試験ではないのです。

5月3日

どうやっても時間が足りない、と悩んでいる人は、一度「正しい日本語」の束縛から自由になってみる。書いている最中に「これは文法的におかしくないか?」などと考えない。前に示した、なりふり構わない「鬼気迫る当てはめ」を見て、素直に「凄い」という感覚を持てるようになることが重要です。

5月3日

当サイトが、なぜ、このような一見冗談にしか見えないことを言うのかというと、例年、一生懸命勉強し、正しい日本語で、丁寧な字の答案を書こうとする真面目で優秀な人が合格できず、法曹として活躍できない事実があるからです。司法試験は、所詮はただの試験です。点を取ることだけを考えましょう。

2017年05月04日(木)

5月4日

『2017年05月03日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449570265.html

5月4日

当てはめは日本語が変でも問題ない、という話をしました。しかし、それが許されない部分もあります。それは規範の部分です。規範の正確性に関する要求水準は、多くの人が思っているより、はるかに高いです。一字一句、というと言い過ぎですが、感覚的にはそれくらい正確に書く必要があります。

5月4日

例えば、「背信行為と認めるに足りない特段の事情」を、「背信的が行為とまで足りないが特段で事情」などと書けば、これはもう規範の明示の配点は取れないですし、基本知識の欠如として積極的な減点の対象にもなり得るでしょう。このレベルの酷さでも、当てはめならなぜか不問に付されるのに、です。

5月4日

しかし、受かりにくい人は、案外この規範部分が変であることが多いです。当てはめは、その場で考えて正しい日本語にしようと思えばできる。ところが、規範部分は断片的にウロ覚えになっているものを無理やり繋ぎ合わせるので、おかしな日本語になってしまうわけですね。上位陣はこれが正確です。

5月4日

例えば、「手付解除における「履行に着手」の意義を、「履行に着手とは、…をいう」の形で1分以内に書きなさい。」と言われた場合、上位陣であれば、ほぼ同じ文言を書きます。しかし、下位陣は、断片的に正しいが全体としてみると「変なもの」を書く。この辺りは、比較的はっきり差が付くものです。

5月4日

試しに、今筆者が手元で時間を測って書いてみましたが、書くのに53秒かかります。文字数は、おおよそ60文字程度になるはずです。現役の上位陣であれば、おそらくもっと速いのでしょう。覚えている規範を書くだけなら、この程度の速度は維持したいところです。これ以上かかるなら、遅すぎます。

5月4日

それぞれの規範を自分がどのくらいの時間で書いているか。すべてを把握しておく必要はもちろんありませんが、普段から意識しておくと、実際に答案を書いているときに、残り時間で書ける量を読みやすくなります。このようなことを日常的に意識して学習できている人は、意外と少ないものです。

2017年05月05日(金)

5月5日

『2017年05月04日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449596986.html

5月5日

直前期にもう一度過去問を見直すことは、とても有益なことです。既に一度解いているから、また解いても意味がないとか、過去問と同じ問題は出るわけがないから、また解いても意味がないと思うかもしれません。しかし、ある程度力が付いた段階で再度見てみると、前とは違うものが見えてきます。

5月5日

本試験の問題は、毎年出題される範囲は違っても、問い方に独特のクセがあります。平成18年から続けて問題を検討すると、「またこれか。」という印象を持つはずです。試験当日に問題文を見て、「またこれか、考査委員は成長していない。」と、余裕を持って出題意図を捉えたいものです。

5月5日

ただ、直前期に平成18年からすべて答案化するのは、時間的に無理があります。以前に一度しっかり検討しているのであれば、直前期は軽く問題文を読み直して、「ああ、こういう問題だったなぁ。これは○○がポイントだったよな。」と、思い出す程度でよいでしょう。それだけでも随分違います。

2017年05月06日(土)

5月6日

『2017年05月05日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449624557.html

5月6日

予備試験を受験する人は、短答の一般教養が気になると思います。これは、意外となんとかなることが多いです。一般教養は、90分で20問を選択して解く。1問当たりにすると、4分30秒です。これは、感覚的にはかなり余裕があります。まずは、このことを知っておき、余裕を持つことが重要です。

5月6日

例年、知識がなくても、時間をかければ解ける論理問題が、2問程度出題されます。昨年でいえば、第10問、第11問です。これは、時間を投入して確実に解きましょう。
平成28年短答式試験問題集[一般教養科目]
http://www.moj.go.jp/content/001183389.pdf

5月6日

この種の問題が苦手な人は、公務員試験用の数的推理、判断推理の問題を解いて慣れるとよいでしょう。予備の問題は、公務員試験より易しめです。これは、1~2時間程度でも、十分効果がありますから、今からでも遅くはありません。例年2問程度出題されているので、費用対効果は悪くないと思います。

5月6日

なお、模試等を受けていなくて、一般教養のマークシートがどのようなものか、どのような感じで選択するのか、よく知らない人は、法務省HPに見本が出ていますから、見ておくとよいでしょう。
http://www.moj.go.jp/content/001166187.pdf

2017年05月07日(日)

5月7日

『2017年05月06日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449651783.html

5月7日

予備短答一般教養。自分の得意分野でなくても、よく問題文を読んでみると、常識で答えがわかったり、2択まで絞りこめたりするものが、意外とあったりします。時間には余裕があるので、できる限り幅広く問題を見て、絞り込めそうなものをピックアップしていくとよいでしょう。

5月7日

昨年の問題でいえば、第2問のイの文章は、どうみても「男女共学と男女同一カリキュラムによる普通教育の実施を定めた」とはいえないわけですから、何ら知識がなくても、2が正解とすぐわかります。
http://www.moj.go.jp/content/001183389.pdf

5月7日

また、第3問は、選択肢からロンドンがCかE。Eには「アラブ人が支配していた都市」とある。アラブ人は中東・アフリカ辺りから北上してきたという程度を漠然と知っていれば、ロンドンをアラブ人が支配していたのはおかしい。この時点でEをロンドンとする124が排除されて2択になります。

5月7日

第24問は、脂質二重層を透過しにくい物質が問われていますが、「脂質の層なら水は通さないだろ」と考えて5を選ぶと正解になります。この解法は確実性が低いですが、こういったものも諦めずに解答することが重要です。
http://www.moj.go.jp/content/001183389.pdf

5月7日

第25問は、少なくとも症状を呈さない場合があることは読み取れますから、患者の発生より保因者の方が多いはず。それなら、5はあり得ない。この時点で4択です。デタラメに5択から選ぶよりは、正解率が5%高くなります。このように、地道に1%でも正解率を上げていく作業も重要です。

2017年05月08日(月)

5月8日

『2017年05月07日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449679761.html

5月8日

直前期は、気持ちが焦り、どうしても深夜まで勉強したくなります。しかし、当日は朝が早いので、できる限り朝方の生活リズムに体を慣れさせておくべきです。例年、試験前日に眠れず、ほとんど徹夜状態で初日を迎える人が出てきますが、生活リズムが夜型の人は、そうなりやすいので注意が必要です。

5月8日

朝、起床したら太陽の光を浴びる、中途半端な昼寝はしない、夕方以降にはコーヒー等のカフェイン飲料は避けるなど、残りの数日を意識して過ごすことで、ある程度は前日の寝付きをよくすることができます。また、当日の試験時間に合わせて演習をし、体を慣らしておくのもよいでしょう。

2017年05月09日(火)

5月9日

『2017年05月08日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449709237.html

5月9日

試験会場の下見は、できる限りやっておくべきです。遠方から宿泊する場合は、前日やや余裕のある時間にチェックインを済ませ、宿泊施設から会場まで実際に移動してみる。前日は勉強したいと思うかもしれませんが、むしろ、気分転換も兼ねてゆったり周辺を歩いて確認した方が良いだろうと思います。

5月9日

宿泊施設から徒歩だけで到着できる場合は、周囲の受験生や、予備校等の勧誘などの列があるので、そうそう迷ったりはしませんが、電車等を使う場合は、発着の時刻や乗換え等も事前に確認しておきたいところです。また、昼食をコンビニ等で買うなら、当日は混み合うことも計算に入れておきましょう。

5月9日

特に、電車で移動する場合、初日、2日目は平日ダイヤ、残りの2日は土日祝日ダイヤです。予想していた時刻に電車が来ないと、それだけで不安になってしまいますから、その辺りも含めて、事前に確認しておきましょう。平日の朝はビジネスマンの通勤ラッシュと重なりやすい点も注意が必要です。

2017年05月10日(水)

5月10日

『2017年05月09日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449738560.html

5月10日

休憩時間をどこで過ごすか。多くの人は、試験室内で過ごすことを考えていると思います。その際、気を付けたいのは、試験室内では、休憩時間中も電子機器は使用できないということです。そのため、タブレット端末などで教材を確認しようと思っている場合には、試験室外に移動しなければなりません。

5月10日

試験室外で休憩する場合には、どこで過ごすのか、事前の下見の際に、決めておいた方がよいでしょう。その場合、試験終了後に移動して、戻ってくる時間も含めて、どの程度時間的余裕があるか、確認しておく必要があります。休憩時間は長そうに見えますが、実際には意外と短いです。

5月10日

実際の休憩時間が短くなる原因は、試験終了時刻直後にすぐ移動できるわけではない、ということにあります。試験終了時刻になってから、監督員が答案用紙を回収し、枚数が合っているか数えたりします。これが、意外と時間がかかる。監督員の手際が悪いと、10分以上に及ぶこともあるようです。

5月10日

また、次の試験開始時間が近くなると、精神的に落ち着かなくなり、早めに試験室に戻りたい、という欲求が生じます。そのため、まだ充分間に合うのに、休憩を切り上げて試験室に戻ってきてしまう。そうなると、わざわざ移動した割には、結局あまり休憩できなかった、ということにもなりかねません。

2017年05月11日(木)

5月11日

『2017年05月10日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449768106.html

5月11日

蓋付きのペットボトルに入った飲料であれば、試験中も足元に置いて飲むことができます。何を持っていくか、事前に決めておくべきです。「蓋付きのペットボトルに入った飲料」であれば、本数・種類は問わないようです。栄養ドリンクやゼリー系飲料をペットボトルに詰め替えて持っていく人もいます。

5月11日

試験中に集中力を高めるために、コーヒー等のカフェイン飲料を用意するのは、オーソドックスな方法です。ただ、カフェインには利尿作用があるので、そればかり飲んでいると、試験中にトイレに行きたくなる。純粋な水分補給用に、カフェインの入っていない水や麦茶も同時に用意するとよいでしょう。

5月11日

栄養ドリンクをペットボトルに詰め替える場合、ペットボトルの形状だと、うっかり過剰な量を摂取しがちなので、気を付けたいところです。また、栄養ドリンクは、微量ながらアルコールを含むことがありますので、普段から飲み慣れていない人には、あまりおすすめできません。

5月11日

試験前後に食欲がなく、食事ができないと、試験中に強い空腹感を感じたり、一種の低血糖のような症状になる人もいるようです。答練等でそのような症状を経験したことのある人は、糖分を含んだ飲料や、ゼリー系飲料をペットボトルに詰め替えたものを用意してもよいかもしれません。

5月11日

ただ、ゼリー系飲料は、ペットボトルに詰め替えてしまうと、スムーズに飲めないかもしれません。筆者は試したことはありませんが、実際に詰め替えて持っていったという人の話は聞きますから、やろうと思えばできるのでしょう。いずれにせよ、事前にきちんと飲めることを確認しておくべきです。

5月11日

なお、予備試験では、飲料を飲めるのは論文試験だけで、短答試験では飲料を飲むことはできません。
http://www.moj.go.jp/content/001210668.pdf

2017年05月12日(金)

5月12日

『2017年05月11日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449802253.html

5月12日

試験当日の休憩時間。この時間に勉強をしようとして、大量の参考書を持ち込む人がいます。しかし、司法試験は体力勝負です。休憩時間は、体を休めることを最優先にすべきでしょう。とはいえ、ただ黙って休んでいても精神的に落ち着かないでしょうから、ぼんやり眺める程度のものを用意します。

5月12日

例えば、各科目ごとに、どうしても覚えられなかった規範や、落としやすい論点などを簡潔にまとめたA4用紙1枚程度のものを準備しておき、休憩時間は机の上に置いてぼんやり見る。周囲に勉強している人がいるでしょうが、「今頃焦っているようでは甘い。」と思いながら眺める余裕を持つべきです。

5月12日

「休憩時間中に急に見たくなるかもしれない。」と考えて大量の参考書を持ち込みたくなる気持ちはわかりますが、どうせじっくり読む余裕はありません。大量の参考書の持込みは、単に読まないから無駄だというだけでなく、持ち運びに体力を消耗するので、それだけで不利になります。

5月12日

持ち運びによる体力の消耗、という点でいえば、当日の荷物の持ち運びに当たっては、意識して利き腕を使わない、というのも重要です。細かいことのように思うかもしれませんが、特に、初日と2日目の最終科目辺りになったときに、その差が、字を書く速度などにある程度表れてきます。

2017年05月13日(土)

5月13日

『2017年05月12日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449832974.html

5月13日

試験当日のイメージトレーニングをする際に、問題が配られてから試験開始までをどう過ごすのか、ということも、具体的にイメージしておきたいところです。この時間は、体感的にとても長く感じられ、人によっては、ここで変に緊張してしまって、開始時に手が震えてしまう、ということもあるようです。

5月13日

まず、忘れずにやっておきたいのは、問題文のページ数の確認です。これは、問題集の表紙に書いてあります。これが例年より長いようなら、時間管理で留意が必要です。なお、問題文の中身を透かしてみようとしても、間に一枚紙が挟まっているために、うまくいかないでしょう。

5月13日

それから、開始の合図があってから自分がやるべき動作を確認し、イメージしておく。ぼんやり待機していると、急に開始の合図があって慌ててしまい、頭が真っ白になる、ということもあるようです。開始の合図から一秒も無駄にせず、テキパキと作業できるように心の準備をしておきたいものです。

2017年05月14日(日)

5月14日

『2017年05月13日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449861013.html

5月14日

従来、中教審大学分科会に設置されていた法科大学院特別委員会ですが、平成29年3月29日中央教育審議会大学分科会決定をもって、法科大学院「等」特別委員会(「」は筆者。)と名称が変更され、これに伴い、所掌事務も変更されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/__icsFiles/afieldfile/2017/05/09/1384129_01_1.pdf

5月14日

「3.法科大学院等特別委員会
(所掌事務)
法科大学院教育の改善等について専門的な調査審議を行う。」
平成29年3月29日中央教育審議会大学分科会決定
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/__icsFiles/afieldfile/2017/05/09/1384129_01_1.pdf

5月14日

「5.法科大学院特別委員会
(所掌事務)
法科大学院教育の改善について専門的な調査審議を行う。」
平成25年4月4日中央教育審議会大学分科会決定
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/015/attach/1338546.htm

5月14日

従来、所掌事務が「法科大学院教育の改善」とされていたため、予備試験については正面からは議論ができませんでした。今後は「法科大学院教育の改善等」の「等」に予備試験が含まれると考え得ることから、予備試験についても独立して議論の対象にできることになるでしょう。

5月14日

試験当日に必要なものとして、時計があります。普段の答練等では予備校が時計を用意してくれたりするので、うっかりしがちですが、本試験では試験室内に時計がないのが普通です。また、当然ですが試験中に携帯電話やスマホで時間を確認することもできません。ですから、自分で用意する必要があります。

5月14日

持っていく時計は、普段使っているものでよいと思いますが、電池切れ等は事前に確認しておきたいところです。用心深い人は、時計を複数持っていって、1つが故障しても大丈夫なように備えたり、3つの時計を左、前、右の三方に配置して、いつでも時計が視界に入るようにしたりするようです。

5月14日

多くの人は、腕時計で確認すれば十分だと考えているのではないかと思いますが、腕時計はサイズが小さく、慌てているときに直感的に時間を把握しづらかったり、手を動かす動作が細かいロスと感じる場合もあります。やや大きめの置き時計の方が見やすいと思うなら、それを持っていってもよいでしょう。

5月14日

なお、使用できる時計は計時機能のみのものに限られます。温度・湿度の表示がある程度であれば問題ないようですが、演算機能付きのデジタル時計などは、使用できない可能性があるでしょう。監督員から余計なチェックを受けないという意味では、見た目がシンプルなアナログ時計は無難です。

2017年05月15日(月)

5月15日

『2017年05月14日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449889488.html

5月15日

試験当日に緊張することは避けられません。ただ、緊張を幾分和らげることはできます。その1つの方法は、深呼吸です。これは、ある程度効果があります。深呼吸それ自体の効果もあるでしょうし、「よし、ここで深呼吸だ。」という余裕を持てることそれ自体にも、一定の効果があるように思います。

5月15日

深呼吸をするコツは、へその下辺りに意識を向け、ゆっくり、ギリギリまで息を吐き、また、ゆっくり、ギリギリまで息を吸う、ということです。試験開始までの待機時間は、このような深い深呼吸をすることができます。自分の呼吸音を意識し、呼吸の数を数えると、周囲の雑音が気にならなくなるでしょう。

5月15日

ただ、試験中は、さすがにここまで時間を使っての深呼吸はできないでしょう。設問を1つ書き終えるなど、キリのよいところで、軽くスーっと一呼吸する程度がよいと思います。同じタイミングで、一度意識的に全身の力を抜いてみるとよいでしょう。同時に残り時間を確認すると、効率がよいと思います。

2017年05月16日(火)

5月16日

『2017年05月15日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449921192.html

5月16日

試験前日。今夜は、多くの人が、なかなか眠れずに苦しむことになります。普通に眠れたら、ラッキーだと思った方がよいでしょう。眠れない場合でも、焦らないことが大事です。「眠らないと大変だ。」と焦ると、かえって気持ちが高ぶって眠ることができなくなります。

5月16日

眠れない場合でも、ベッドの中でゴロゴロしながら朝まで体を休めていれば、それなりに戦えます。眠れないからといって、開き直って勉強を始めたりすると、翌日の試験開始時刻くらいに急激な眠気に襲われて苦しむことになりやすいでしょう。

5月16日

ベッドの中で眠れないまま、朝を迎えてしまったと感じている場合でも、短時間の睡眠を断続的に取れていることもあります。もちろん、ぐっすり眠れるのが最善ですが、「眠れなくてもなんとかなる。」と思っていた方が、心に余裕ができて、色々な面で良い方向に物事が進みやすくなるでしょう。

2017年05月17日(水)

5月17日

『2017年05月16日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449953535.html

5月17日

初日が終了しました。試験日程で一番辛いのは、明日の民事系です。誰もが疲労のピークとなり、答案が雑になる。例えば、普段は規範を明示するのに、「早く書き終わりたい」という欲求に負けてしまい、いきなり当てはめてしまう、というようなことが起こりやすいです。それは、致命的になり得ます。

5月17日

逆に、明日を乗り切ると、心身共にぐっと楽になります。その意味で、明日は精神面で差が付きやすい日です。どんなに知識・理解があっても、心が折れて規範の明示や事実の摘示を怠れば、低い評価になります。明日は、「どんなに辛くても書き切る。」という意識を強く持つことが重要です。

5月17日

当然ですが、済んだ試験の内容は、試験日程がすべて終了するまで、考えないようにしましょう。ネット上では色々な書込みがされますが、それを見ている暇があるなら、寝ていた方がマシです。

5月17日

予備校が速報的なものを配っていたりします。これは一応もらっておいてよいとは思いますが、見るのは試験がすべて終わってからです。試験が終わったら、まず自分で問題を改めて時間をかけて検討し、その後で、予備校の速報をみる。すると、各予備校がどの程度信頼に足りるものかがわかります。

2017年05月18日(木)

5月18日

『2017年05月17日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/449984628.html

5月18日

2日目が終了しました。大きな山場は超えました。これ以降は、いずれも15時前後で試験が終わります。2日目が終わってみると、急に楽になったと感じるのではないかと思います。実際、それはそのとおりで、明日、ゆっくり体を休めることができれば、残りの2日は、体感的にかなり楽になるでしょう。

5月18日

ただ、気を付けたいのは、丸一日休みだからといって昼過ぎまで寝てしまうと、その日の夜に眠れなくなってしまいがちだ、ということです。生活リズムを乱さないためにも、とりあえず朝はしっかり起きた上で、心身に負担にならないよう、ゆったりと余裕を持って過ごすのがよいでしょう。

5月18日

試験会場付近のホテル等に宿泊しているなら、付近をゆったりと散歩するのもよいと思います。1日あるので、勉強しようと思うかもしれませんが、あまり集中して勉強するのは、心身の回復を妨げるのでおすすめできません。空いた時間を潰すために、軽く知識の確認をする、という程度でよいと思います。

2017年05月19日(金)

5月19日

『2017年05月18日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450015543.html

5月19日

中日。初日、2日目と極度に緊張していた反動で、今日は比較的リラックスして過ごすことができる人が多いのではないかと思います。それはそれで、とてもよいことです。ただ、それが逆に、明日以降への油断になってしまわないように、注意が必要です。

5月19日

よくあるのが、なんとなく、もう試験が終わってしまったかのような錯覚に陥って、緊張の糸が切れてしまう、という現象です。まだ終わっていないのに、公法・民事の答え合わせを始めたり、「後は手を抜いても多分何とかなる。」という変な楽観論に支配されてしまいがちなのです。

5月19日

中日を挟んで、体力的に楽になりますし、これまでの経験で、緊張も和らいでいるはずです。ですから、平常心で臨めれば、力を出し切ることは可能です。怖いのは、「この程度でなんとかなるだろ」と油断して事実を引く手を緩めてしまうことです。刑事系は、その点に最も注意すべきでしょう。

5月19日

刑事系は、とにかく事実を引きまくる科目です。わざわざ「具体的事実を摘示しつつ」と問題文にも書いてありますね。具体的な事実の摘示それ自体に配点があるのは明らかです。ですから、肩が壊れそうになるくらい事実を引きまくって書く。できれば、8頁の下まで書き抜きたいものです。

5月19日

なお、明日は、試験終了後、法文を持ち帰ることができますが、法文はかなり重く、かさばります。持ち帰るつもりなら、あらかじめバッグのスペース等を確保しておきましょう。

2017年05月20日(土)

5月20日

『2017年05月19日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450044827.html

5月20日

論文が終了しました。後は短答だけです。しかも、明日は15時5分に試験が終了しますから、それほど辛くない。短答は、基本的に知識で正誤を判断するだけです。論文のような現場での頑張りはそれほど求められません。そういうことからすると、明日は多少睡眠時間が少なくても、なんとかなります。

5月20日

ですから、今夜は、どうしても眠れないようなら、開き直って勉強をするというのも、1つの方法です。あるいは、早めに目が覚めてしまった場合も、そのまま起きて勉強をするという選択肢は、有力に存在します。もちろん、ゆっくり休むのも、王道の選択肢です。

5月20日

明日は初回の休憩が短いので、注意が必要です。論文と同じように最初の休憩が昼食時間だろうと思ってゆっくりしていると、次の試験時間に遅刻してしまいかねないので、時間を確認しておきましょう。

5月20日

なお、短答が終了した後、会場付近で予備校等が配っているパンフレット等には、論文の再現答案の依頼や合格発表までの間のアルバイトの求人情報などが入っていたりしますから、再現答案やアルバイトの応募をする予定がある人は、もらっておくとよいかもしれません。

2017年05月21日(日)

5月21日

『2017年05月20日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450074621.html

5月21日

司法試験の全日程が終了しました。もう試験のことは忘れて遊びたいという感じだとは思いますが、やっておくべきことがあります。それは再現答案の作成です。これは、明日にでも書きたい。一日経過するごとに、内容の正確性は薄れてしまいますので、一日でも早く書いておきたいところです。

5月21日

受験生にとって、再現答案の作成はとても辛い作業です。作成している最中に、自分のミス、見落としに気付いてしまったりする。やりたくない気持ちはよくわかります。ただ、合格に絶対の自信を持っているのでない限り、万が一の場合の反省材料として必須ですから、必ず作成しておくべきでしょう。

5月21日

人間の記憶は曖昧なもので、友人の話や予備校等の解説を耳にしてしまうと、「確か自分も書いていたんじゃないかな。」というように、記憶の混濁が容易に生じます。ですから、周囲からの雑音が耳に入って来る前に、できる限り早く再現答案を作成しておく必要があるのです。

5月21日

再現答案の作成が終わったら、1、2週間程度は、試験のことは忘れて、今まで我慢していたことなどをするとよいと思います。ただ、これは「○○日まで」と期限を切っておくべきです。そうしないと、オフモードのまま合格発表の日までダラダラと過ごしてしまいがちになるからです。

2017年05月22日(月)

5月22日

『2017年05月21日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450102803.html

5月22日

平成29年司法試験問題
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00145.html

5月22日

平成29年司法試験予備試験短答式試験問題
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji07_00205.html

2017年05月23日(火)

5月23日

『2017年05月22日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450133099.html

5月23日

司法試験の問題が公表されています。今年、受験していない人も、とりあえず1度は解いてみるとよいでしょう。受験した先輩の話や予備校の解説などが出回る前に、自分の頭で考えてみることが大切です。時間がない人は、答案構成だけでもよいので、できるだけ早くやっておくべきです。

5月23日

検討する際には、「正解は何か。」という視点ではなく、「平均的な受験生なら、どの程度書くか。」という視点で検討します。その上で、再現答案や周囲で受験した先輩がどの程度書いたかを確認してみる。そうすることで、本試験の相場観がある程度わかるようになります。

5月23日

受験生の多くが、合格答案のレベルを高く見積もりすぎています。今年の問題をみて、合格ラインギリギリの答案はどの程度か、自分の想定するものを答案化して保存しておき、実際に結果が出た後で合格者の再現答案と比較するというのも、面白い学習法です。

2017年05月24日(水)

5月24日

『2017年05月23日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450170526.html

5月24日

本試験の問題が公表されたので、受験していない人も早く解くべきだ、という話をしました。これに対しては、「自分はまだ実力がついていないので、実力がつくまで本試験問題は解かずにとっておきたい。」と思う人もいるでしょう。しかし、これは適切な考え方とはいえないと思います。

5月24日

本試験の問題を実際に解いてみることで、初めて、何が合格のために必要かがわかります。それは、ローなどで一般に説明されているものとは、必ずしも一致しない。そのことに早く気付いた上で、それを普段の学習のメニューの中に落とし込んでいく必要があるのです。

5月24日

本試験の過去問を解くことなく、「直前に模試のようにして解くためにとっておく。」という人もいたりしますが、これでは、自分の学習が本試験とズレていることに、直前になって気付くことになりかねません。それでは、遅すぎるのです。

5月24日

初学者のうちは、テキストを見ながら、時間無制限でも構いません。しかし、やってみるとわかると思いますが、それでも解けないことが多い。では、合格者はどうやっているのか。その視点で再現答案をみると、答案の書き方や、テクニックが理解しやすくなるでしょう。

2017年05月25日(木)

5月25日

『2017年05月24日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450201560.html

5月25日

『平成29年司法試験論文式公法系第1問参考答案』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450226007.html

2017年05月26日(金)

5月26日

『2017年05月25日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450231534.html

5月26日

立教大学大学院法務研究科(法科大学院)の募集停止について(総長吉岡知哉)
http://www.rikkyo.ac.jp/news/2017/05/qo9edr000000nccq.html

法務研究科の学生募集停止について(法務研究科委員長野澤正充)
http://www.rikkyo.ac.jp/lawschool/news/20170526_18907.html

2017年05月27日(土)

5月27日

『2017年05月26日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450260801.html

5月27日

「改正民法が26日午前の参院本会議で与野党の賛成多数で可決、成立した。…公布から3年以内に施行する。」
改正民法が成立 契約ルール、120年ぶり抜本見直し

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H06_W7A520C1MM0000/

5月27日

階猛(民進)委員「施行期日については公布から三年以内という定めがありますけれども、大体イメージとして、公布から三年以内の中でもどれぐらいで施行したいというふうに考えていらっしゃるのか、この点について大臣、お答えをお願いします。」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/192/0004/19211180004009a.html

5月27日

盛山正仁副大臣「法律の施行日というのは、やはりある程度わかりやすい日にちでないといけない…切りのいいとき、例えば一月の一日だとか四月の一日だとか、そういうタイミングになる…三年以内で政令で定める日、そんな形で我々の方としては準備をさせていただきたい」

2017年05月28日(日)

5月28日

『2017年05月27日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450288746.html

5月28日

「これまでの未修者教育については、法科大学院は3年が標準課程であり、既修者は1年短縮できるというシステムを前提として改善方策が議論されてきた」
第78回法科大学院特別委員会における委員の主な御意見
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/attach/1385217.htm

5月28日

「実情としては、未修者が初年度の1年間で既修者に追いつくことは相当に困難である。この意味では、法科大学院制度の基本理念を維持するかどうかも含めて、抜本的に考え直さないといけない。」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/attach/1385217.htm

5月28日

「法学未修者については、3年間の課程で司法試験に合格するのは極めて困難であるため、法学部への学士編入を促進するなど、純粋未修者が司法試験に合格できるようにするための未修者教育の在り方を検討する必要がある。」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/attach/1385217.htm

2017年05月29日(月)

5月29日

『2017年05月28日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450316752.html

5月29日

『平成29年司法試験論文式公法系第2問参考答案』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450328605.html

2017年05月30日(火)

5月30日

『2017年05月29日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450346675.html

5月30日

法学部に在籍する学生に対する法曹志望に関するアンケート調査結果
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/__icsFiles/afieldfile/2017/05/09/1384129_11.pdf

2017年05月31日(水)

5月31日

『2017年05月30日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/450376522.html

5月31日

志願者数・入学者数等の推移(平成16年度~平成29年度)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/041/siryo/__icsFiles/afieldfile/2017/05/19/1386006_001.pdf

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