2020年2月のツイートまとめ

2020年02月01日(土)8 tweets
2月1日
トップページのニュースを更新しました。 http://study.web5.jp/

2月1日
論文で、本試験過去問をなかなか解こうとしない人がいます。直前までとっておきたいとか、実力が付いてから解きたい、という理由のようです。しかし、早く受かりたいのなら、論文過去問はできる限り早く目を通し、その後、何度も繰り返し解くべきです。論文対策は、「習うより慣れろ。」です。

2月1日
まず、初学者であれば、意味がわからなくてもいいので、論文過去問に目を通し、特に検討もしないまま、出題趣旨、採点実感、再現答案を読みます。この段階では、「ふーん」という感じでよい。積極的に意味が理解できなくても、なんとなくこんなものか、というイメージを持つことが重要です。

2月1日
ひと通り全部の過去問に目を通した頃には、入門的な学習が終わっているでしょう。そこで、今度は時間を測って解いてみる。過去に一度見ているので、なんとなくわかっているはずなのに、答案にしようと思うと、できないことに気付きます。その意識を持って、また出題趣旨、採点実感、再現答案を読む。

2月1日
ひと通り解き終えた頃には、本格的な学習に入っているでしょう。今度は、本気で解きに行く。過去の経験で、本試験のクセや解答すべき範囲が記憶されていて、時間内にそれなりに書けるようになっていることに気付くでしょう。合格者の再現答案と見比べても、なかなかやれている、と感じるでしょう。

2月1日
後は、予備校答練などで、初見の問題にトライする。過去問をきっちり解いていれば、予備校答練等の問題や解答例のうち、どの部分が本試験的でないかという点がわかるでしょう。そのような部分は、復習では気にしない。過去問で土台を作っているので、この判断が容易にできるのです。

2月1日
直前期に余裕があれば、さらにもう1回、過去問を解いてみる。過去の記憶で、「この問題はこのくらい書けば合格再現レベルだ。」というのが、容易に判断できるでしょう。この記憶が、試験当日の貴重な判断資料となるのです。このくらい固めると、初見の本試験問題でも合格ラインを瞬時に判断できます。

2月1日
実力が付いてから過去問を解こうとする人は、予備校の答練や問題集等が土台になってしまっているので、出題趣旨、採点実感、再現答案を読んでも、「なんかしっくりこない。」ということになる。この段階で方向性のズレに気付いても手遅れです。早い段階で、本試験の感覚を身に付ける必要があるのです。

2020年02月02日(日)1 tweet
2月2日
取調べ録音録画記録と自白評価・事実認定(今市事件控訴審判決)(東京高等裁判所平成30年8月3日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-081241783_tkc.pdf

2020年02月03日(月)1 tweet
2月3日
公園の使用許可に市の協賛・後援を必須とする「主題規制」と集会の自由(大阪高等裁判所平成29年7月14日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-011601787_tkc.pdf

2020年02月04日(火)8 tweets
2月4日
成年年齢引下げに伴う各種法定年齢の改正と今後の法整備/シンクタンク「国民投票広報機構」代表 南部 義典
月報司法書士2019年7月号
https://www.shiho-shoshi.or.jp/cms/wp-content/uploads/2019/10/201907_03.pdf

2月4日
「基本書か予備校本か。」という話があります。この点に関しては、「どうでもいい。」というのが答えです。どちらも、所詮はインプット教材だからです。現在の司法試験では、本を読む勉強は、ごく初期の頃に限られます。なので、どれを読んでも大して変わりはない。大事なのは、その後です。

2月4日
現在の司法試験は、短答・論文共に、演習量が合否を分けます。短答は、肢別問題集等で過去問全肢3回連続正解を目指す。論文は、過去問を全部潰し、予備校答練や問題集、演習書など、入手可能な問題を時間の許す限り解きまくる。これをやっていたら、本など読んでいる暇はありません。

2月4日
演習の過程で、気になったことを調べたくなることがあるでしょう。その場合、予備校に通っていれば予備校のテキストがあるでしょうし、大学や法科大学院で指定されて買った基本書もあるでしょう。とりあえずそれで調べて、解決しなければさらに図書館等で調べたりすればいい。それだけのことです。

2月4日
いずれにしても、「基本書を読もうか。それとも予備校本を読もうか。」と思っている時点で、よほどの初学者でなければ勉強の方向性がおかしいと思った方がいいでしょう。初学者なら、現在通っている予備校、大学、法科大学院等で指定された教材を買うでしょうから、それを使えば済む話です。

2月4日
令和2年司法試験の出願状況について(速報値) http://www.moj.go.jp/content/001313056.pdf

2月4日
令和2年司法試験の試験場
http://www.moj.go.jp/content/001312253.pdf

2月4日
令和2年司法試験用法文登載法令
http://www.moj.go.jp/content/001313064.pdf

2020年02月05日(水)1 tweet
2月5日
『令和2年司法試験の出願者数について(1)』 http://study.web5.jp/200205a.htm

2020年02月06日(木)1 tweet
2月6日
保護室収容中の未決拘禁者と弁護人等との面会(最高裁判所第一小法廷平成30年10月25日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-081251785_tkc.pdf

2020年02月07日(金)1 tweet
2月7日
留学在留資格認定証明書を仮に交付する入管局長の義務(教育を受ける権利)(名古屋高等裁判所平成31年3月27日決定) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-090441788_tkc.pdf

2020年02月08日(土)3 tweets
2月8日
『令和2年司法試験の出願者数について(2)』 http://study.web5.jp/200208a.htm

2月8日
記事でも詳細に説明したとおり、「今年は、当面1500人程度とした推進会議決定の期限が切れている。だから、今年こそは合格者が1500人を割り込むに違いない。」などという言説は、現時点ではデマといってよいものです。ネット上で目にしても、拡散に加担してしまわないようにしましょう。

2020年02月09日(日)1 tweet
2月9日
正当防衛における「武器対等」(札幌地方裁判所平成30年12月3日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-071411789_tkc.pdf

2020年02月10日(月)1 tweet
2月10日
不利益処分の予防を目的として公的義務の不存在確認を求める無名抗告訴訟の適法性(最高裁判所第一小法廷令和元年7月22日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-022051791_tkc.pdf

2020年02月11日(火)3 tweets
2月11日
旧優生保護法による優生手術被害と合憲性(仙台地方裁判所令和元年5月28日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-011611793_tkc.pdf

2月11日
当サイトでも、同じ平成30年司法試験について判例を用いた参考答案を作成しています。比較してみると面白いかもしれません。
平成30年司法試験論文式公法系第1問参考答案 http://study.web5.jp/180527a.htm

2月11日
この問題については、過去に詳細な解説を記事にしています、参考までに紹介しておきます。
平成30年司法試験論文式公法系第1問参考答案の解説
http://study.web5.jp/180606a.htm

2020年02月12日(水)8 tweets
2月12日
取締役選任合意の法的拘束力とその内容(東京地方裁判所令和元年5月17日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-051231794_tkc.pdf

2月12日
民法債権法改正。「担保責任が廃止され、契約不適合責任になった。」という説明がされているとすれば、それは誤りです。そこでいう契約不適合責任とは、担保責任そのものだからです。このことは、572条を見れば明らかでしょう。「担保の責任」と書いてありますね。

2月12日
内田貴委員「現行法は担保責任という言葉を使っていますが,現行法の起草者は担保責任について法定責任説など採っていなかったわけで,元々…売買…で引き渡したものの権利とか品質について一定の内容を売主…は担保していると考えていた。」 http://www.moj.go.jp/content/001143144.pdf

2月12日
内田貴委員「その担保していることについて義務違反があれば,責任を負うという趣旨で担保責任という言葉が元々は使われていたのだと思います。それが法定責任説が出たために…債務不履行ではないものという意味で担保責任が使われるようになりました」 http://www.moj.go.jp/content/001143144.pdf

2月12日
内田貴委員「けれども…元々の民法の用語法の担保責任という言葉…売買…で物の品質とか権利についての広い意味での瑕疵,つまり契約への不適合があった場合の責任を担保責任と呼んでいるということで,私は全く何の違和感もないように思います。」 http://www.moj.go.jp/content/001143144.pdf

2月12日
なお、572条の「第五百六十二条第一項本文…に規定する場合」の文言から、563条の代金減額は含まないのか、と思うかもしれません。しかし、この文言は、562条1項本文の「引き渡された目的物が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものであるとき」を指し、563条も含みます。

2月12日
「「第562条第1項・・・で規定する場合」とは「引き渡された目的物が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものであるとき」(新第562条第1項)を意味し…売主の担保責任が生ずる場面に即してこれを網羅的に表現することとしている。」 http://www.moj.go.jp/content/001130017.pdf

2月12日
563条1項の「前条第一項本文に規定する場合」とは、「引き渡された目的物が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しないものであるとき」を指すことが明らかですから、572条の「第五百六十二条第一項本文…に規定する場合」と同義です。初見だと誤解しがちなので、注意しましょう。

2020年02月13日(木)1 tweet
2月13日
ニュー選択的夫婦別姓訴訟・第一審判決(東京地方裁判所平成31年3月25日判決) https://www.lawlibrary.jp/pdf/z18817009-00-041021796_tkc.pdf

2020年02月15日(土)7 tweets
2月15日
「基本書より予備校本の方がわかりやすい。だから、予備校の方が優れているんだ。」という話を耳にします。これに対しては、「一流学者は高度な体系書を書くべきで、わかりやすい(低レベルな)教科書など書くべきでない。」という強い観念があることも、知っておいてよいかもしれません。

2月15日
「今の若手・中堅の諸氏は、平井博士と内田教授との緊張関係しか知らないかも知れませんが…平井博士の怒りの核心部分は、 《平易化教科書を書くことは東大民法教授のやるべきことではない》という点にあり…近時の民法学の激変の一端を…叩いた」 https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/75074/1/lawreview_70_2_03_Yoshida.pdf

2月15日
「しかし、平井博士の警告にも拘わらず、大村・道垣内両君など、どんどん平易化教科書を書き進めており、事態は悪化している(私はよく平井博士の生前に、「問題は内田教授だけではないです」と申し上げていました)。《何と最早・・・》と言うほかはありません」 https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/bitstream/2115/75074/1/lawreview_70_2_03_Yoshida.pdf

2月15日
「最近、体系書と教科書の区別がつかない研究者がいるようである。拙著につき、「しょせん教科書でしょ。」という同僚がいるという報告を受けたが、大学教授としての資質が疑われる。」 https://core.ac.uk/download/pdf/71786451.pdf

2月15日
「そういう程度の者から、はったりだけの授業を聞かせられる学生が気の毒である。研究者であれば、体系書と教科書とは、厳密に区別して考えるのであり、優れた教科書であっても、体系書とはいえないことがある。」 https://core.ac.uk/download/pdf/71786451.pdf

2月15日
「法科大学院用テキストとして、『環境法〔第3版〕』(弘文堂、2015年)を執筆しました。ただ、これは、あくまで司法試験受験生を念頭においたものであり、およそ体系書とはいえません。」 http://pweb.sophia.ac.jp/kitamu-y/profile.html

2020年02月16日(日)5 tweets
2月16日
論文試験の答案に書く内容については、論理的に正しいかどうかが気にされます。しかし、試験対策という観点からは、正しいか間違っているか、ではなく、点が付くかどうか、を考えるべきです。

2月16日
例えば、旧司法試験では、規範を書く前に理由を付せば、それが「公平の観点から」、「基準の明確性から」のように、論理的に理由になっているか怪しくても、大体は加点されているとみえました。なので、ワンフレーズでいいから適当に理由を付せば、得点効率がよいと考えることができたのです。

2月16日
しかし、新司法試験になってからは、規範の理由付けは、それなりにしっかりとした理由を付していないと、加点に繋がっていないとみえます。しかも、その加点も大したことがなく、文字数に見合っていないと感じられる。だから、あまり書くべきでない、と考えることになるわけです。

2月16日
他方で、当てはめの事実の評価は、適切かどうか怪しいワンフレーズのものでも、加点されているとみえます。なので、余裕があれば事実を引くついでに一言評価を付すのが望ましい。しかし、筆力が乏しい人が1つ1つの事実に評価を付していると、簡単に時間不足になってしまう。悩ましいところです。

2月16日
考え方としては、普段の演習で規範の明示と事実の摘示に特化して答案を書いて、時間が余るようなら、評価を付すようにする。それも、すべての事実を逐一評価するのでなく、答案に事実を書き写しているその瞬間に気の利いた言葉を思い付いた場合に限る。筆を止めて評価を考えるようではいけません。

2020年02月22日(土)4 tweets
2月22日
令和2年司法試験考査委員名簿(令和2年2月17日現在) http://www.moj.go.jp/content/001314441.pdf

2月22日
令和2年司法試験予備試験考査委員名簿(令和2年2月17日現在) http://www.moj.go.jp/content/001314491.pdf

2月22日
トップページの新刊書籍・法学論文・ニュース等を更新しました。 http://study.web5.jp/

2月22日
刑法177条(強制性交等)に、「前項の罪を犯した者が任意に生殖腺除去手術を受けたときは、その刑の執行を免除する。」旨の2項を新設した場合、同項の規定は、同条1項の罪を犯した者の身体への侵襲を受けない自由ないしリプロダクションの自由の

2020年02月23日(日)7 tweets
2月23日
アンケートの件。新設前より法定刑が重くなるわけでなく、むしろ刑の執行を免れる選択肢が増えただけなので、論理的には犯罪者に得になっています。それでは、何らの権利制約もないとして簡単に合憲と考えていいか。過去問でも何度か問われた「違憲な条件」が問題となり得る事例です。

2月23日
判例で書く意識のある人は、性同一性障害者特例法事件(最決平31・1・23)を想起したいところです。この判例をそのまま用いると、刑の執行免除のためやむなく生殖腺除去手術を受けることがあり得るとして、制約を認めることができるでしょう。 http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=88274

2月23日
判例とは事案が随分違うじゃないか、と思ったなら、具体的にどこがどう違うか。それは判例の趣旨が妥当しないといい得るものか、具体的に考えてみると、判例を引用して答案を書く際に、どの判例を引けばよいかの判断や、射程外とするときなどの気の利いた理由付けの想起が容易になるでしょう。

2月23日
その後の合憲性判断についても、事前に知識を覚えるというのではなく、これが問われたら何となくこんなことを書いておけば多分合格レベルだろう、というようなことをイメージしてみる。普段からそのような思考訓練をしておけば、未知の問題に対する現場のスピード感が違ってきます。

2月23日
前記判例が何の罪もない者に対してすら合憲とするので、犯罪者が対象なら当然合憲とも考えたくなりますが、手術を要する目的・必要性が違います。それらを比較して考えてみてもよいでしょう。また、「制約あり違憲」が多数派になることを予測できたか、という点も、本試験では重要な要素です。

2月23日
参考までに、ざっと思い付くキーワードを列挙しておきましょう。
再犯防止
過剰収容回避
対性犯罪国民感情再犯率人格尊厳核心不可逆喪失
免除考慮量定過重のおそれ任意性担保代替矯正教育薬物治療コスト実効性
実質身体刑(≒残虐刑)身体刑不想定(刑法9条)体系適合性

2月23日
なお、米国など海外では刑罰としての化学的去勢(薬物による性衝動抑制)や化学的・物理的去勢を釈放の条件とする例があり、「去勢とかありえねーこんなん違憲やろ。」と決め打つのは危険です。
『性犯罪者の化学的去勢をめぐる現状と課題』 http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11350011_po_082402.pdf?contentNo=1

2020年02月28日(金)1 tweet
2月28日
令和2年司法試験予備試験の出願状況について(速報値) http://www.moj.go.jp/content/001314652.pdf

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