平成18年度旧司法試験論文結果発表について

542人

旧司法試験論文の結果が発表された。
合格者数は542人。
予想された人数といえる。
新司法試験の結果と同様、波乱はなかった。

合格率は史上最低

今年の出願者は35,782人で、論文合格者は542人。
そうすると、出願者数に対する合格率は、1.51%ということになる。

こちらの表を見て欲しい。
司法試験の年度別の合格率がまとめられている。
まだ口述試験があり、若干の増減があるものの、このままいくと、
合格率は司法試験史上最低ということになりそうである。
やはり、激戦だった。
今のところ、旧試験の結果についてのマスコミの報道は見かけない。
48%などと騒いでいる陰で、1.51%を戦った人々がいるのである。

やはり東大

大学別合格者数を見ると、東大がトップ。
早稲田から首位を奪還した。
実力はやはりあるのだ。
新司法試験の成績が今一つだったのは、東大ローの指導教官の責任というべきである。

来年の出願者数は

論文の合格者数は、去年と比べて、1,454−542=912人減少した。
割合にすると、912/1,454=62.7%減である。
これに対し、出願者数は、去年と比べて、45,885−35,782=10,103人の減少にとどまる。
割合にすると、10,103/45,885=22.0%の減少に過ぎない。
論文合格者数が半分以下になっているのに、出願者の数はあまり減っていないのだ。

そして、以上の数字から、22.0/62.7=0.351という数字が算出できる。
これは、論文合格者の減少に対する出願者数の変動割合を表している。

この数字で来年の出願者数を推計してみる。
来年の論文合格者数を仮に300人と考えよう。
そうすると、次のようになる。

論文合格者の減少割合=(542−300)/542=0.45
出願者数の減少割合=0.45*0.351=0.158
出願者の減少数=35,782*0.158=5653
推計出願者数=35,782−5653=30,129

おおよそ3万人。
この場合、出願者に対する論文合格率は、

300/30,129=0.99%

という数字になる。
ほぼ、1パーセントである。

以上はかなり乱暴な試算ではあるが、来年は、今年以上の激戦になると予想できる。
「出願者が激減して、逆にチャンスになる」ということはなさそうだ。

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