長勢法務大臣閣議後記者会見

平成19年4月3日(火)実施分、司法試験関連部分のみ抜粋

【北方事件判決に関する質疑】
Q:昨日,佐賀の北方事件で,福岡高等裁判所の無罪判決について,福岡高等検察庁が上告を断念したということで,無罪が確定しましたけれども,最近こういう無罪判決のケースが相次いでいますが,大臣として,どう受け止めていますでしょうか。

A:検察も,法と証拠に基づいて,起訴しているわけでございますが,今回,こういう結果になって,上告理由が満たせないということで断念をしたというふうに伺っています。裁判のシステムがそういうことでありますから。皆さんからも,国会でも,無罪率が低すぎるのではないかという質問をたまに聞くこともありますけれども,検察としては,無罪になったことは,残念でございます。無罪だというだけで,どうこうという議論をするべきかどうかとは思います。ただ,判決等の内容は,よく真しに受け止めて,間違いのない検察行政を進めるべきだと思います。

【民法772条に関する質疑】
Q:民法772条の問題なのですけれども,与党は,プロジェクトチームなどを設置しまして,検討を進めていますが,今,政府の対応はどうなっているのでしょうか。

A:国会でも答弁していますように,嫡出子推定を覆すために,裁判等が必要になっているわけですが,民法772条の趣旨以上に,裁判という過度の負担をかけるケースがあれば,それは対処したいということで,見直しの検討作業は今相当進んでいます。ただ,見直しをする以上,それによって現場に混乱があったり,いろいろな不公平があったりというようなことが生じないように,詰めなければならないこともありますので,その作業を今進めています。

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