2017年11月01日(水)2 tweets
11月1日
『2017年10月31日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454574152.html
11月1日
『平成29年予備試験論文式民事実務基礎参考答案』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454588467.html
2017年11月02日(木)4 tweets
11月2日
『2017年11月01日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454597429.html
11月2日
法科大学院別司法試験累計合格者数等(累計合格率順)
http://www.moj.go.jp/content/001238173.pdf
11月2日
平成29年司法試験最終学歴別合格者一覧(予備合格者)
http://www.moj.go.jp/content/001238174.pdf
11月2日
直近の修了年度別司法試験累積合格率等
http://www.moj.go.jp/content/001238175.pdf
2017年11月03日(金)3 tweets
11月3日
『2017年11月02日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454620259.html
11月3日
適性試験、18年度は実施せず=法科大学院の利用少なく
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017110201239&g=soc
11月3日
「平成29年5月26日,民法の一部を改正する法律(平成29年法律第44号)が成立しました…具体的な施行日は,今後,政令で定められることになりますが,法務省においては,2020年の施行を目指して準備を進めています。」
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji06_001070000.html
2017年11月04日(土)3 tweets
11月4日
『2017年11月03日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454643116.html
11月4日
各法科大学院の入学定員及び実入学者数の推移
http://www.moj.go.jp/content/001238177.pdf
11月4日
法科大学院等の教育の改善について(論点と改善の方向性)(案)
http://www.moj.go.jp/content/001238178.pdf
2017年11月05日(日)4 tweets
11月5日
『2017年11月04日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454664474.html
11月5日
5年一貫コースのための法学部「法曹コース」として満たすべき要件等について(案)
http://www.moj.go.jp/content/001238179.pdf
11月5日
これまでの法科大学院等特別委員会における委員の主な御意見
http://www.moj.go.jp/content/001238180.pdf
11月5日
法学部教育実施状況調査 結果概要(速報)
http://www.moj.go.jp/content/001238181.pdf
2017年11月06日(月)3 tweets
11月6日
『2017年11月05日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454686127.html
11月6日
裁判所法の一部を改正する法律の施行に伴う規則の制定・改正の概要
http://www.moj.go.jp/content/001238184.pdf
11月6日
司法修習生の修習給付金の給付に関する規則
http://www.moj.go.jp/content/001238185.pdf
2017年11月07日(火)2 tweets
11月7日
『2017年11月06日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454709183.html
11月7日
司法試験予備試験に関するアンケート調査結果
http://www.moj.go.jp/content/001238188.pdf
2017年11月08日(水)2 tweets
11月8日
『2017年11月07日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454731748.html
11月8日
『平成29年予備試験論文式刑事実務基礎参考答案』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454743535.html
2017年11月09日(木)2 tweets
11月9日
『2017年11月08日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454755383.html
11月9日
『平成29年予備試験口述試験(最終)結果について(1)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454773171.html
2017年11月10日(金)2 tweets
11月10日
『2017年11月09日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454777242.html
11月10日
平成29年司法試験の採点実感
http://www.moj.go.jp/jinji/shihoushiken/jinji08_00154.html
2017年11月11日(土)2 tweets
11月11日
『2017年11月10日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454799311.html
11月11日
『平成29年予備試験口述試験(最終)結果について(2)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454818424.html
2017年11月12日(日)5 tweets
11月12日
『2017年11月11日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454820045.html
11月12日
予備試験の口述は、不合格になったときのショックが特に大きい試験です。論文合格までの努力が無駄になったという喪失感だけでなく、なぜ自分だけ不合格だったのか、人格まで否定されたかのような感覚に襲われるものです。敗因を分析しようとしても、よくわからないことの方が多いでしょう。
11月12日
以前の記事でも示したとおり、口述は、他の人とそれほど差がなくても、不合格になってしまうことがあります。明確に思い当たるフシがあれば反省すべきですが、そういったものがない場合には、あまり敗因については気にしない方がよいと思います。
http://studyweb5.seesaa.net/article/442804918.html
11月12日
口述で不合格になっても、論文合格の事実が全く無駄になるわけではありません。論文には、「受かりにくい人は、何度受けても受かりにくい」法則があります。これは裏を返すと、「受かりやすい人は、何度受けても受かりやすい」ということです。
11月12日
一度論文に合格した経験のある人は、大体どのように書けば受かるのかがわかっているので、予備だけでなく、司法試験の論文にも合格する確率が非常に高い。このことは、口述に不合格になっても残ります。「論文に受かりやすい人」になったということは、非常に大きな収穫です。
2017年11月13日(月)2 tweets
11月13日
『2017年11月12日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454841095.html
11月13日
『平成29年予備試験口述試験(最終)結果について(3)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454845599.html
2017年11月14日(火)3 tweets
11月14日
『2017年11月13日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454863797.html
11月14日
平成30年司法試験受験願書の交付が始まっています。出願期間は11月21日(火)から12月5日(火)までなので、受験予定の人はうっかり出願を忘れないようにしましょう。
http://www.moj.go.jp/content/001236720.pdf
11月14日
予備試験の出願は年明けなので、予備試験に合格した人は、「司法試験の出願も年明けからだろう。」と誤解してしまいがちです。予備試験の合格発表から司法試験の出願まであまり間がないので、注意したいところです。
2017年11月15日(水)2 tweets
11月15日
『2017年11月14日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454886824.html
11月15日
『平成29年予備試験口述試験(最終)結果について(4)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454901469.html
2017年11月16日(木)3 tweets
11月16日
『2017年11月15日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454909492.html
11月16日
平成29年司法試験予備試験論文式試験問題と出題趣旨
http://www.moj.go.jp/content/001240564.pdf
11月16日
平成29年司法試験予備試験口述試験における問題のテーマについて
http://www.moj.go.jp/content/001240543.pdf
2017年11月17日(金)2 tweets
11月17日
『2017年11月16日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454931402.html
11月17日
平成30年司法試験 受験案内
http://www.moj.go.jp/content/001238599.pdf
2017年11月18日(土)2 tweets
11月18日
『2017年11月17日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454954752.html
11月18日
『平成29年予備試験口述試験(最終)結果について(5)』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454971464.html
2017年11月19日(日)2 tweets
11月19日
『2017年11月18日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454975614.html
11月19日
平成30年司法試験予備試験受験願書の交付等について
http://www.moj.go.jp/content/001239736.pdf
2017年11月20日(月)3 tweets
11月20日
『2017年11月19日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/454998723.html
11月20日
司法試験委員会会議(第134回)議事要旨
http://www.moj.go.jp/content/001240330.pdf
11月20日
平成30年司法試験考査委員推薦候補者名簿
http://www.moj.go.jp/content/001240256.pdf
2017年11月21日(火)3 tweets
11月21日
『2017年11月20日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455022842.html
11月21日
平成30年以降の司法試験考査委員の体制についての検討結果
平成29年7月27日
司法試験考査委員候補者選定等部会 http://www.moj.go.jp/content/001240617.pdf
11月21日
問題作成に関わる司法試験考査委員・司法試験予備試験考査委員として遵守すべき事項について
平成28年11月2日司法試験委員会決定平成29年6月14日改正
http://www.moj.go.jp/content/001240607.pdf
2017年11月22日(水)5 tweets
11月22日
『2017年11月21日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455045171.html
11月22日
階猛(民進)委員「法科大学院…いいところはそのまま教育していただいて結構、ただ、受験資格と結びつける必要はない…いい法科大学院だったら、自分で勉強して司法試験を受けるよりも、法科大学院に行って修了して、司法試験を受ける、こういう人はもちろんあってもいいと思いますよ。」
11月22日
階猛(民進)委員「ところが…いい法科大学院は少ない…法科大学院を修了した上で受験した人の合格率、それから予備試験に合格した上で司法試験に合格した人の合格率…一貫して、予備試験に受かって司法試験を受けた人の方が合格率が圧倒的に高い」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/193/0004/19303220004005a.html
11月22日
階猛(民進)委員「だからこそ、この法科大学院、皆さん行きたがらないわけですよ…結論だけもう一度大臣にお尋ねします。受験資格の見直しをぜひ、もう今から進めていただきたい。大臣、どうですか。」衆院法務委員会平成29年03月22日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/193/0004/19303220004005a.html
11月22日
金田勝年法相「平成三十年までを法科大学院集中改革期間として…文科省において…必要な取り組みを進めるというふうに推進会議の決定でされた…まずは、その改革の成果も注視したい…委員の御指摘というものも、そういう場で当然受けとめられて議論がなされるのではないか」
2017年11月23日(木)5 tweets
11月23日
『2017年11月22日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455067273.html
11月23日
井出庸生(民進)委員「今回、給付制が復活をして、月額十三・五万円、住居給付金月額三・五万円、それから移転給付金、旅費法の移転料基準に準拠して支給とあるんですが…この住居給付金、移転給付金、引っ越しをしなきゃいけない人と引っ越ししなくてもいいような人というのはどのぐらいいるのか。」
11月23日
井出庸生(民進)委員「あともう一つは希望ですね、そういう経済的な事情から希望任務地を出される方もいると思うんですけれども、そういうものが通るのかどうかというところを教えていただきたいと思います。」衆院法務委員会平成29年03月22日
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/193/0004/19303220004005a.html
11月23日
堀田眞哉最高裁判所長官代理者「貸与申請者の中で住居加算の申請をした者の占める割合…は直近五年間で…二割程度となっている…実務修習地の決定は…司法研修所において、修習生の希望を基本として、各人の健康状態、家族状況の切実度など、諸般の事情を考慮して決定している」
11月23日
堀田眞哉最高裁判所長官代理者「司法研修所は、司法修習生に…修習地の希望を第六希望まで聴取しておりますところ、四分の三程度の修習生が第一希望または第二希望の実務修習地に配属され…全く希望外の修習地に配属された修習生はほとんどいない」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/193/0004/19303220004005a.html
2017年11月24日(金)4 tweets
11月24日
『2017年11月23日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455088789.html
11月24日
逢坂誠二(民進)委員「今回、給付金が復活したというのは…喜ばしく思っているんですが、ただ…これまで貸与制の中で司法修習をやられていた方々もおりますので、その方々とのバランスといいましょうか…配慮する必要があるのではないか…裁判所の方のお考えをお聞かせください。」
11月24日
中村愼最高裁判所長官代理者「修習給付金制度の創設に伴いまして、現行貸与制下の修習生、新六十五期から七十期までということですが、これらに対しても何らかの経済的措置や救済措置を講ずべきという意見があることは承知している」
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/193/0004/19303220004005a.html
11月24日
中村愼最高裁判所長官代理者「しかしながら、給付金の制度の導入に伴い、現行貸与制下の修習生に対して救済措置を設けるか否かにつきましては、立法政策というところにもかかわるところでございますので、最高裁として、今の段階で意見を述べることは差し控えたいというふうに考えている」
2017年11月25日(土)5 tweets
11月25日
『2017年11月24日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455110574.html
11月25日
論文は、ある程度勉強が進むと、そこから先は時間内に書ける文字数の勝負になります。実際のところ、論文で不合格になってしまう原因のほとんどは、時間内に書ける文字数の不足です。
11月25日
司法試験の論文は各科目8頁まで書けますが、平均枚数3頁で合格したという話は、噂レベルでも聞いたことがありません。4頁で合格というのは、噂レベルでは存在するようですが、実際に知っている人で合格した人を見たことがありません。
11月25日
5頁になると、それなりに合格する人が出てきます。しかし、不合格の人の方が圧倒的に多い。受かった人も、本来のその人の実力なら、もっと上位で受かっただろうという成績になりやすい。それが6頁になると、合格するのが普通になっていきます。この5頁と6頁の差が、とても大きいのです。
11月25日
7頁以上になると、大体は上位合格者で、不合格になる人は極端に減ります。不合格になるのは、余事記載や配点のない抽象論が2頁を超える場合で、これは実質において5頁以下になるわけですから、不合格になってもやむを得ません。逆にいえば、7頁以上書けば、相当程度の余事記載は許されるのです。
2017年11月26日(日)6 tweets
11月26日
『2017年11月25日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455131532.html
11月26日
平均枚数6頁以上が受かりやすい、というのは確立した経験則ですが、ここでいう平均枚数6頁というのは、1行当たりの文字数を30~35文字で書くことを想定したページ数であることに注意が必要です。
11月26日
「自分は8頁書いてるぞ。」という人の中には、1行を20文字程度しか書いていない人がいます。これは30文字書く人と比較すると、単純計算で3分の2の文字数になる。
8÷3×2≒5.3
つまり、8頁書いていても、実質は、5頁強しか書いていないことになります。
11月26日
1行20文字程度しか書けない人の中には、行の左側を空けている人が多いです。これは意味がありません。予備校等の解答例で、
第1_1__(1)_____ア
のように項目立ての深さに応じて行頭を空けるものがありますが、これは真似しないようにしましょう。
11月26日
それから、字が大きすぎる人も、1行の文字数が少なくなってしまいます。実際に書いてみるとわかりますが、1行に30~35文字を詰め込もうとすると、文字は小さく書かなければなりません。無意識で書くと、25文字程度になってしまう。意識して、1行の文字数を増やす訓練をする必要があるのです。
11月26日
ただし、小さすぎて読めない、というのでは困ります。考査委員は、実際の答案を縮小コピーしたものを読む、といわれています。縮小コピーしても字が潰れず、ぎりぎり読めるレベルの大きさを狙って素早く書けるようになることが重要です。
2017年11月27日(月)5 tweets
11月27日
『2017年11月26日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455152324.html
11月27日
受かりやすい文字数を考える場合、科目特性にも注意する必要があります。毎年の傾向ではっきりしているのは、刑事系は特に文字数を必要とする、ということです。他の科目は6頁でも、刑事系だけは7頁、8頁になる、というのが合格者によくある傾向です。最近は、行政法も似た傾向になっています。
11月27日
一方で、過去の傾向では、民訴は5頁程度で受かっている人が多かった。しかし、最近の傾向をみると、やはり6頁以上書いた方が無難じゃないか、という印象を持ちます。民訴は、コンパクトな説明でも点が取れる場合があるのですが、それなりに丁寧に説明しないと点が取れない場合もあるからです。
11月27日
民法は、単純な事例処理型の場合には6頁以上必要ですが、今年の設問3のように多数の受験生が何も書けない問題がある場合には、その分、合格に必要な文字数が減ったりします。商法も同様の傾向です。
11月27日
憲法は、判例をベースにして書くと、5頁程度でも合格答案になる場合が多いです。しかし、そうでない書き方をする場合には、かなり頑張らないと良い得点にならない。そのため、6頁以上書く必要がでてきます。判例を思いつかない場合もあるので、両方の戦略で書けるようにしておくとよいでしょう。
2017年11月28日(火)7 tweets
11月28日
『2017年11月27日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455174545.html
11月28日
論文の合否を左右する重要な要素が文字数だ、というと、「文字数は一切関係ない。重要なのは本質だ。」などと反論する人がいます。そのような人には、「では、今年の問題を1文字で答えて下さい。」と言ってあげるとよいでしょう。その人は、きっと怒りだすはずです。
11月28日
さらに、「なぜ怒っているのですか?文字数が関係ないなら1文字でも答えられるのではないですか?」と聞いてみましょう。すると、「バカなことを言うな。最低限の文字数は必要だ。」と答えるはずです。
11月28日
「ならば、その最低限の文字数すら試験時間内に書けない人は、文字を書く速さが遅いというだけの理由で不合格になるということですね?」と聞けば、渋々と「そうだ。」と答えることになる。これが重要です。
11月28日
「文字数は関係ない。」と言っている人も、最低限の文字数が必要であることはわかっている。そして、その最低限の文字数すら時間内に書けない人は、字を書く速度が遅いという理由だけで不合格になる。では、「最低限の文字数」とは、どのくらいなのか。これが、多くの人が想像する以上に多いのです。
11月28日
このようなことは、実際に試してみるのが一番よくわかります。過去問を素材にして、「最低限の文字数」で合格答案を書こうとしてみる。やってみると、予想外に文字数が必要になることがわかるはずです。「文字数は関係ない。」と言っている人は、この点をよく理解していないのです。
11月28日
当サイトで繰り返し説明しているように、合格答案に共通する傾向は、基本論点を拾い、規範を明示し、問題文の事実の摘示(書写し)をして、結論を出すというスタイルを守っているということです。これをやろうとするだけで、概ね6頁以上は必要になる。6頁以上という経験則は、これと符合します。
2017年11月29日(水)4 tweets
11月29日
『2017年11月28日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455196747.html
11月29日
合格には6頁以上が必要だ、というと、「5頁でも受かった人がいる。だから、5頁程度にまとめる答案を目指すべきだ。」と反論する人がいます。これは、野球でいえば、「初回に5失点しても逆転して勝ったことがある。だから、初回に5失点することを目指すべきだ。」というのと同じです。
11月29日
戦略Aを採ると60%で勝利し、戦略Bを採ると40%で勝利できるとします。この場合、「戦略Bでも勝てる場合があるのだから、戦略Bを採るべきだ。」とはいえないことが明らかです。しかし、司法試験では、これに似た主張がなぜか説得力を持つ。面白い現象です。
11月29日
正確な統計はありませんが、平均枚数5頁以下の人と、平均枚数6頁以上の人とで合格率が大きく違うことは、確立した経験則です。このことは、周辺の受験生に聞いて回っただけでも、ある程度確認できるのではないかと思います。そのような勝ちにくい戦略を敢えて採る必要は、全くありません。
2017年11月30日(木)10 tweets
11月30日
『2017年11月29日のtweet』司法試験・法科大学院(ロースクール)情報|http://studyweb5.seesaa.net/article/455220344.html
11月30日
「今日では,強制わいせつ罪の成立要件の解釈をするに当たっては,被害者の受けた性的な被害の有無やその内容,程度にこそ目を向けるべきであって,行為者の性的意図を同罪の成立要件とする昭和45年判例の解釈は,その正当性を支える実質的な根拠を見いだすことが一層難しくなっている」
11月30日
「もっとも,刑法176条にいうわいせつな行為と評価されるべき行為の中には…当該行為が行われた際の具体的状況等をも考慮に入れなければ当該行為に性的な意味があるかどうかが評価し難いような行為もある。」最大判平29・11・29
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87256
11月30日
「その上,同条の法定刑の重さに照らすと,性的な意味を帯びているとみられる行為の全てが同条にいうわいせつな行為として処罰に値すると評価すべきものではない。」最大判平29・11・29
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87256
11月30日
「そして,いかなる行為に性的な意味があり,同条による処罰に値する行為とみるべきかは,規範的評価として,その時代の性的な被害に係る犯罪に対する社会の一般的な受け止め方を考慮しつつ客観的に判断されるべき事柄であると考えられる。」
http://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=87256
11月30日
「行為そのものが持つ性的性質の有無及び程度を十分に踏まえた上で,事案によっては,当該行為が行われた際の具体的状況等の諸般の事情をも総合考慮し,社会通念に照らし,その行為に性的な意味があるといえるか否かや,その性的な意味合いの強さを…具体的事実関係に基づいて判断せざるを得ない」
11月30日
「そのような個別具体的な事情の一つとして,行為者の目的等の主観的事情を判断要素として考慮すべき場合があり得ることは否定し難い。しかし…故意以外の行為者の性的意図を一律に強制わいせつ罪の成立要件とすることは相当でなく,昭和45年判例の解釈は変更されるべきである。」
11月30日
「本件についてみると…当該行為そのものが持つ性的性質が明確な行為であるから,その他の事情を考慮するまでもなく,性的な意味の強い行為として,客観的にわいせつな行為であることが明らかであり,強制わいせつ罪の成立を認めた第1審判決を是認した原判決の結論は相当である。」
11月30日
判例は、主観的事情を考慮要素の1つとすることを否定していないので、短答で、「判例は、専ら客観的事情によって判断すべきであるとした。」という肢は誤りとなり、論文で、「専ら客観的事情によって判断すべきである」などと論証すれば、それは判例とは異なる見解となる点に注意を要します。
11月30日
それから、判例は、わいせつ行為該当性を判断するに当たり、
①性的な意味があるか
②わいせつな行為として処罰に値すると評価し得るか
という2つの基準を示していますので、これは論文用に覚えておくべき規範ということになるでしょう。