令和3年予備試験短答式試験の結果について(2)の補訂

 法務省から、令和3年予備試験短答式試験結果について、当初公表していた表記の一部に誤りがあった旨が公表されました。

 

(「令和3年司法試験予備試験短答式試験結果」より引用。太字強調は筆者。)

 令和3年5月16日に実施された司法試験予備試験短答式試験の結果について,先日当ホームページ上で公表いたしましたが,科目別得点の表記に関し,商法の最高得点が正しくは30点であったところ,28点と表記されていた誤りに加え,商法と民事訴訟法の平均点が逆に表記されていた誤りがありましたので訂正いたします。
   また,受験者の方々に送付済みの成績通知書における科目別得点の表記につきましても,商法の得点と民事訴訟法の得点が逆に表記されている誤りがありましたので,おって正しく表記された成績通知書を送付させていただきます。
   なお,この度の訂正により,短答式試験の合否結果が変更されるものではありません。
   科目別得点の表記に誤りがあったことを心よりお詫び申し上げます。

(引用終わり)

 

  以下は、以前の記事(「令和3年予備試験短答式試験の結果について(2)」)で掲載した直近5年の科目別平均点の推移のうち、誤記のあった商法・民訴の部分を抜粋し、訂正前後で比較したものです。

訂正前
平成
29年
平成
30年
令和
元年
令和
2年
令和
3年
商法 14.3 12.8 14.2 12.8 14.6
民訴 13.1 14.7 17.8 15.1 16.0

 

訂正後
平成
29年
平成
30年
令和
元年
令和
2年
令和
3年
商法 14.3 12.8 14.2 12.8 16.0
民訴 13.1 14.7 17.8 15.1 14.6

 訂正前を見ると、「商法も民訴も去年より少し平均点が上がったんだね。」という感じです。それが、訂正後になると、「民訴は去年とあまり変わらないけれど、商法は随分平均点が上がったな。」という印象に変わるでしょう。
 そして、商法の平均点を経年で見ると、低めの年と高めの年とが交互になっていることがわかります。そして、去年は低めの年で、今年は高めの年ということになるわけですが、それを考慮しても、かなり高い、という感じがします。以前の記事(「令和3年予備試験短答式試験の結果について(2)」)でも説明したとおり、商法に限らず、易し過ぎたり、難し過ぎた科目は、翌年に修正されやすいというのが、これまでの傾向です。
 以上を踏まえて考えると、来年の商法は、もともと平均点が低めになりやすい年であることに加えて、今年はかなり高めの平均点になったので、問題が難しくなりやすいのではないか、ということができそうです。

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