「司法試験令和5年最新判例ノート」を発売しました

 Amazonより、「司法試験令和5年最新判例ノート」を発売しました。
 本書はKindle用電子書籍ですが、Kindle以外のスマホ、タブレット端末やPCからも、無料のKindleアプリを使って利用できます。

【本書の概要】

1.本書は、令和5年に出された最高裁判例のうち、司法試験対策上重要と考えられるものを掲載したものです。
 憲法7、行政法2、民法4、商法2、民訴法2、刑法3、刑訴法1の合計21の判例を収録しています。
 各判例には、重要度に応じてAAからCまでのランクを付しました。もっとも、今年に関しては、AAランクに該当するものはありません。

2.原文のままでは理解が難しいと思われる部分を中心に、「※」で注を付し、説明を加えました。

3.参照条文、参照判例を適宜挿入し、なるべく六法や判例集を別途参照する必要がなく、スマホ、タブレット端末での閲覧で完結するようにしました。

4.骨格読み(スケルトンリーディング)の手法を用い、基本的に原文をそのまま掲載しつつ、本質の理解に必要な部分に下線を付して太字とし、下線・太字部分を繋いで目を通せば概要をつかめるようにしました。まずは下線・太字部分だけに目を通し、詳細が気になった場合に、前後を注意して読み直すと、効率良く理解できるでしょう。

5.各判例の理解のポイントとなる部分について、末尾に一問一答形式のチェックテストを付しました。スマホ、タブレット端末での操作になじむよう、問題の次のページに解答に対応する判示部分を再掲しています。ポイントを意識して解答を考えてから再び判旨を見ると、同じ判示部分でも、見え方が違うことに気が付くでしょう。
 また、チェックテストの解答では、適宜、当該判示部分の理解に資する補足説明、受験対策上の注意点、関連判例等の参考情報を付しました。

6.末尾には、付録として、論証化して整理しておくと論文で役に立つと思われる判例について、判旨を論証化した論証例集を掲載しました。

7.事案は、判旨の理解に資する場合に掲載することとし、判旨が述べる一般論のみを理解すれば足りるときは、事案の掲載を省きました。事案・判旨の記載において、「上告人」、「被上告人」等の表記は、適宜、簡略なもの(「X」、「Y」等)に置き換えています。また、参照条文の記載において、必要な場合を除き、法令番号(「令和○年法律第〇〇号」のような法令を特定するための番号)の表記は省略しました。なお、本書では、判決・決定のいずれにおいても、「判旨」と表記しています。「裁判所の判断の要旨」ないしは「裁判要旨」の略称とする趣旨です。

8.本書が、最新判例の学習に少しでも役立てば幸いです。

 

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